ユーロ円などの通貨ペアには実体取引が存在せず、ドルストレード同士を掛け合わせることで通貨ペアが生成されています。
ユーロ円は、もともとユーロ円(EUR/JPY)という通貨ペアが取引されているのではなく、ユーロドル(EUR/USD)とドル円(USD/JPY)を掛け合わせて作られる合成通貨ペアです。
ユーロ円のロング(買いポジション)を取る場合、EUR↑JPY↓というポジションなので、注文上はユーロドルも買ってドル円も買っていることになります。
実際は→
私は基本的にドルストレートしか触っておらず、ユーロ円などの合成通貨ペアはほとんど触りません。合成通貨ペアには実体取引というものがなく、また為替相場を動かしている側のヘッジファンドが積極的にユーロ円などを見ているとも思えないからです。
デイトレードやスキャルピング目的で触ることはまずありません。
ただしユーロ円などの合成通貨ペアであっても、日足・週足・月足など時間軸を大きくした場合には有効となることがあります。
この辺が合成通貨ペアの面白いところというか、時間軸の長いスイングトレードを行うのであれば、一定の信頼性を持って取引することができます。
余程の大相場が来ているときくらいに限られますが、私も合成通貨ペアを触ることがあります。(1年に1度など)
私の経験則ですが、合成通貨ペアであるクロス円の長期足が崩れたときなどは、かなりチャンスです。こういったケースでは、短期間で400pipsも狙える大相場になることもあります。個人的には以下の通貨ペアがおすすめです。
ポンド円(GBP/JPY)をメインに取引するベテラン系トレーダーもしばしば見られますが、私にはちょっと値動きが特殊に感じることがあります。
適当にトレンドライン落書きすれば、それとなく機能しているように感じるけどさ。
ポンド円を構成しているポンドドル(GBP/USD)・ドル円(USD/JPY)は共に、かなり個性や主張の強い通貨ペア同士です。
これら問題児たちの合成通貨ペアであるポンド円は、果たして相当な値動きをしてくれるのか? という疑問も残ります。
ポンド円特有のコツがあるのかもしれませんが、現時点では絶対に触らない合成通貨ペアです。
食わず嫌いもありますが、あえて触ろうとも思わないんですよね。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |