主なドルストレートは以下の通り。
これらは皆、基軸通貨である米ドル(USD)との通貨ペアであり、米ドルとの通貨ペアは全てドルストレートと呼びます。
俗にストレートペアとも呼ばれるもので、米ドルが基軸通貨(キーカレンシー)であるがゆえにそう呼ばれています。
基軸通貨ではない日本円(JPY)の場合、ユーロ円(EUR/JPY)、ポンド円(GBP/JPY)など、日本円との通貨ペアは全てクロス円(円クロス)と呼びます。同様に、基軸通貨ではないユーロ(EUR)との通貨ペアは全てクロスユーロ(ユーロクロス)と呼びます。
基軸通貨であるかそうでないかによって、ストレートかクロスかを呼び分けているのです。
クロスペアは基本、ドルストレート同士を合成させることで価格表示されています。
ユーロ円(EUR/JPY) = ユーロドル(EUR/USD) × ドル円(USD/JPY)
ユーロ円やポンド円は、直接取引がされていない架空の通貨ペアということになります。(間接取引)
為替相場の値動きは、ドルストレートを基準に考えるようにしましょう。
例えばドル円(USD/JPY)の値動きを考える場合、合成通貨ペアのユーロ円(EUR/JPY)を考慮に入れるのではなく、同じドルストレートのユーロドル(EUR/USD)を優先して考慮に入れるべきです。
世界中のプレイヤーの多くは、ユーロ円などという間接ペアをあまり重要視していません。それよりも、世界的取引高がNo.1であるユーロドルと、ドル円との逆相関を注視しています。
基本、ドル円が上がれば、ユーロドルは下がる。(例外もあり)
もちろん、ユーロ円は合成通貨ペアにも関わらず、比較的チャートやテクニカルが機能しやすいという特徴があるのは知っています。
それでも、世界的取引高がNo.1であるユーロドルほどの値動きの信頼性は有しておらず、基本はドルストレートを軸に通貨相関の全体像を組み立ててゆくべきです。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |