オセアニア通貨の代表である豪ドルと、リスク回避通貨である日本円との通貨ペア。
先進国にも関わらず7%以上の政策金利を実行していた過去があり、かつては低金利通貨の日本円とペアを組んでスワップポイント目的で豪円を長期保有するトレーダーが多く存在した。(2008年頃)
豪円を30~40円台で拾うことができれば、かなりのお宝ポジションになることだろう。 ただし気絶投資が必至なので、本格転換するまで10年~20年保有する覚悟を持って拾うように。(まさかの2世代保有?)
もともと豪円(AUD/JPY)という通貨ペアが取引されているのではなく、豪ドル・ドル(AUD/USD)とドル円(USD/JPY)を掛け合わせて作られる合成通貨ペアです。
ただし合成通貨ペアだからといって、てんでデタラメに動くという訳ではなく、要所要所ではビシャっと止まるので、不思議さと謎の感動を覚えます。
私は合成ペアがあまり好きではありませんが、豪円をメインにして結果を出しているトレーダーも居ると思われます。
オジドル(AUD/USD)はドルストレート、豪円(AUD/JPY)はオジドルから生成される合成通貨ペアなわけですが、個人的には何解なオジドルよりも豪円の方が綺麗な印象を受けることがあります。(長期足で)
ただ基本的に合成通貨ペアがストレートペアを凌駕することはなく、豪円などの合成通貨ペアがいくら綺麗に動いているからといっても、それは一過性のものに過ぎない場合が多いです。ユーロ円主導、豪円主導で為替相場が動いているように見えることもありますが、主に値動きを支配している欧州系ファンドはユーロ円などの合成通貨ペアは見ていないことが多く、道理に欠けます。
そもそもオーストラリアドル自体が取引高もそこまで高くなく、豪円なら尚更です。
デイトレードなど頻繁に取引すべき通貨ペアでもないように思います。
豪円を積極取引するプレイヤーは多くないため、デイトレードレベルでは若干汚い印象を受けます。
豪円とユーロ円の60分足を比較。好き好んで豪円をメインに触る必然性もあまり感じません。どうしてもクロス円を触りたいのであれば、ユーロ円を触った方がまだやりやすいと思います。
ただし、地合いによってはユーロ円よりも豪円の方が綺麗に動くこともあります。要は取りやすい値動きをしている通貨ペアをその都度選べば問題ないと思います。ユーロ円も豪円も、同じクロス円として類似した値動きをする傾向にあります。
クロス円全般にいえることですが、意外と長期足が綺麗な印象を受けます。豪円もその例外ではなく、週足・月足レベルではかなり綺麗に推移します。
90円台から一気に80円台前半へ1日で急落。月足レベルで強烈な売りサインが出ていたので、豪円なんてほとんど触らない私もこの日は売りで参戦しました。正確には「金曜日の夜に売りポジションを持ち→翌月曜日に大暴落」という流れでした。
月足も綺麗ですねぇ。私が入る時は決まって売りの大相場のときです。短期間で400pipsクラスの値幅も狙えるので、こういった年に数回しかない大相場は積極的に狙っています。スイングトレードになるので、普段のレバレッジよりもさらに低レバレッジでポジションを取ります。
難易度 |
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上級者向け(スイングならば可) |
値動きの信頼性 | |
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スキャル | ★ |
デイトレ | ★★★ |
スイング | ★★★★ |
豪円を取引するのであれば週足・月足メインのスイングトレードが良いです。特に月足はかなり綺麗なレベルだと思います。ただし、損切りできずにスワップ塩漬けなんてことにならないように。
40円台のロングポジションはお宝レベルです。豪円の場合、40円台が大底(もしかしたら30円台後半)だと思っています。それ以上に下がる時は、国力低下やオーストラリアの経済情勢に非常事態が起きている状態だと思います。
オーストラアリアドルのような好景気に買われやすい通貨ペアは、「買い」は階段状にゆっくり、「売り」は一気に雪崩を打つパターンが多いです。短期的な大波に乗るのであれば売り仕掛けが良いです。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |