為替チャート分析能力を高める過程では、3つの大きな壁を乗り越える必要があります。(私の経験談)
FX初心者が最初に気が付けるポイントだと思います。
為替相場は全くのランダムに動いている訳ではなく、きちんと抵抗による売買攻防を繰り返しながら為替チャートが形成されます。為替相場をやったこともない人が「為替チャートはExcel関数で適当に作ったチャートと同じ」なんて的外れな発言をすることもありますが、為替相場の世界を経験している人から見たら笑ってしまうような発言ですよね。
FX初心者は、為替相場は抵抗を挟みながら上下運動しているという事実を理解した上で、少しづつチャート分析能力を高めていってください。実践経験を踏みながら、長い期間に渡って観察し続けることが大切です。
この場所に気が付けるようになると、世界がガラリと変化します。
固い抵抗の場所については秘匿性の観点から具体例を出しませんが、何年も為替チャートを注視し続ければ見えてくると思います。私の場合は、この抵抗帯に気が付くまで4~5年くらい掛かりました(笑)。洞察力に優れる人はもっと早く気が付くかもしれませんね。
この「固い抵抗」は、波動論理の組み立てや利益確定、押し目の選定、トレンドの考察などに大きな影響を与えるため、ここが理解できるようにならないと勝ちへの扉は開かないと思います。
ほいほいと教える予定はないので、為替チャート分析を続ける過程で自分で見つけてください。
為替相場では、ある条件が重なると次の展開が高確率に決まる値動きが存在します。私は基本的にこういった展開が出現するまでひたすら「待ち」に徹しています。
局面 | 割合 |
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チャートは機能しているが、全体的な確率は1/2の状態 (期待値も含めプラマイゼロの状態) |
8割 |
次の値動きが確定している状態 | 1割 |
全くもってランダムな状態 | 1割 |
私が思うに、為替相場の9割方は次の値動きを読み切ることができないゼロサムゲームですが、残り1割に限っては予想を高確率で当てることができます。
この「鉄板チャートサイン」が読み取れなかったために、「結局、為替相場は1/2勝負を強いられるから勝てない」と結論付けてしまった人も居ます。惜しいですね、あと1つ壁を超えられれば違う景色が見られたのに。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |