私たちとインターバンク市場(為替市場)を繋いでくれるFX業者。
大前提としてFX口座を開設していなければ末端の私たちは為替取引が出来ない訳ですが、だからといってFX業者にへりくだる必要は全くありません。国内FX業者は数十社もあり、FX業者の提示するサービスも様々です。私たちとしては、より顧客側の利益が大きくなるようなFX業者を選ぶことが大切になります。
まだまだ挙げることもできますが、大まかに押さえておきたいポイントは上記になります。FX業者によって顧客側の負担する手数料(≒スプレッド)は異なるので、より顧客側の負担が少ない低スプレッド業者を選ぶのが望ましいです。特に取引頻度の多いデイトレーダー・スキャルピングトレーダーの場合、たった0.1pipの差が大きく収益を左右してきます。また、低スプレッド業者=企業努力を行っている証でもあるので、ある程度信頼できる指標にもなります。
私のトレードスタイルはデイトレード・スキャルピングトレードが主体になりますが、特にデイトレーダー視点からみて「こういうFX業者はやりにくい」と感じる点を挙げたいと思います。
FX業者が顧客集めをする謳い文句として「スプレッド原則固定」という言葉があります。スプレッド極小化の進む昨今においては、ただ単に低スプレッドを謳うだけではなかなか他社との差を付けづらく、「原則固定」と付け加えて宣伝するFX業者も多いです。ところが「原則固定」と謳っているのに、スプレッドが頻繁に開くようなガバガバ配信を行っているFX業者も中には存在します。大体のFX業者は原則固定を守っている、または顧客側も納得できる許容範囲内にありますが、一部のFX業者は「何でこんなにスプが開くんだ?」と思うような会社も見受けられます。
これ結構困るんですよね(笑)。具体的には、直近高値安値をブレイクして相場が急変動したタイミングを見計らってスプレッドを拡大させてくるFX業者です。私が普段使っているFX手法には、「高値安値に溜まっているストップが狩られるのを見越した上で、狩る側にポジションを取る」手法があるんですが、こういったケースではストップ狩りの最中にスプレッドが拡大します。(FX業者側の故意)
ストップ狩りが発生している最中に利益確定する私の場合、モロに影響があります。
私のケースに限った話ではありません。重要なチャートポイントには顧客側のストップ注文が大量に設置されています。故意にスプレッドを拡大されて、プレイクしていないのにストップが狩られるなんて事態も起きかねないので止めてほしいですよね。
チャートの印象によって、エントリーのしやすさ、しにくさに影響が出ます。チャートの見やすさについては個人差があるので何とも言えませんが、「これすごく見やすい!」と直感的に感じられる取引チャートも実際にあります。また、見やすいチャートに変更したことで新たな発見、値動きの特性に気が付くきっかけになることもあります。(私もそういう体験をしています)
「いつの時代だよ(笑)」と突っ込みたくなるような旧式の取引ツール、いちいち注文発注までの手順が面倒な取引ツールなどは、使っているだけでストレスが溜まります。特に秒単位の正確さが要求されるスキャルピングトレードでは、取引ツールの遅延が命取りとなります。
「FX業者を替えてみたら全然世界が変わった」なんて言葉も聞くくらいなので、複数のFX業者を試してみて自分がやりやすいと思えるFX業者に巡り会えることが最良です。特にFX口座を1社しか持っていない人は、比較も違いも分からないので、自分の取引環境を客観的に知る意味でも、複数のFX口座を持ち合わせることを勧めます。
私はFX口座を複数持っているので分かるのですが、FX業者内のサービス改変が結構あります。「今までは使いやすかったのに、急にスプレッドが不安定になり出したな」なんて印象を持つこともあるので、そんな時は他に口座資金を移動させてメイン口座を変更したりしてます。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |