サラリーマンがFXで勝つにはどうすればいいか。
私もサラリーマン時代にFXを始めました。おそらくサラリーマンをやりながらFXを始めるという人が一番多いかと思います。
動機は人それぞれですが、「何か副業となるものはないだろうか」という理由で始める人が多いのではと思います。私もFXを始めた動機はそんなところです。(自分一人で稼げる何かが欲しかった)
私はサラリーマンとの兼業時代、専業時代の両方を経験しているので、サラリーマン(兼業トレーダー)が抱える問題も見えています。
大別すると、この2つの問題があります。
サラリーマンの多くは平日昼間に仕事をしているため、家に帰ってくるのは早くても夜18:00頃だと思います。「場数を踏めない」という点で、専業トレーダーよりもハンデキャップがあります。
サラリーマンは欧州時間(16:00~24:00)の途中から入ることになります。
FXは平日であればほぼ24時間取引が可能なので、時間の掛けられる専業トレーダーは10時間以上、為替相場を見続けることができます。一方サラリーマンの場合、時間のある人でも18:00から24:00くらいまでしか時間を割けません。
両者の経験値にはかなりの差が生じることが分かります。言うなれば、職人の仕事を朝から晩まで住み込みで行う人と、バイト感覚で5時間程度シフトに入る人との違いのようなものです。
FXで勝てるようになるまでの過程を知っている私の感覚では、「毎日10時間以上、為替相場を見続けても5年以上は掛かる」ため、サラリーマン(兼業トレーダー)には絶対的な相場経験値が足りません。
これもキツいですよね。
私も仕事が終わった後にFXをする生活を何年か続けていましたが、次第に疲労が蓄積していくのが分かりました。休日の土日は疲れて何もやる気が起こらなかったのを覚えています。
万全の体制で為替相場に臨める専業トレーダーに対して、連戦でヘトヘトに疲れ切っている状態から難しい為替相場に臨まなければならないのがツラいところです。
とはいっても、サラリーマンとの兼業でいたい人が大半だと思うので、仕事との両立を考えてみたいと思います。
仕事との両立を考えて、尚且つ集中して為替相場に臨むためには、コアとなる時間を作ってメリハリを付けた方がいいと思います。
月曜日は様子見相場になることも多いので、為替相場のことは忘れて仕事に集中しても構いません。
火曜日~金曜日までは為替相場に時間を割くようにします。特に、アメリカ勢が参戦してくる21:00~24:00の時間帯に集中力を持って臨めるようにしましょう。本来であれば、欧州時間の初動(16:00~18:00)の相場経験も積んでおきたいところですが、兼業トレーダーには難しいと思います。
週末の飲み会を蹴って、金曜日の米雇用統計(21:30発表)をワクワクしながら待てるようになれれば見込みありです。(笑)
時間は夏時間(サマータイム)のものなので、冬時間には1時間遅れます。冬時間は11月第1日曜日~3月第2日曜日まで。
トレードスタイルには、大別すると以下があります。
スイングトレード | おおよそ1週間~3ヶ月程度ポジションを保有するスタイル。それ以上は長期スイング・長期トレードなどともいう。 |
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デイトレード | 1日に数回トレードする。基本的に翌日ポジションの持ち越しはしない。 |
スキャルピングトレード | 1日に数回~数百回トレードする。5秒など非常に短いスパンでのトレードを秒スキャなどともいう。 |
私の感覚では、取引経験を十分に積むまではデイトレードを行った方がいいと思います。
スイングトレードは時間間隔が長い分、エントリーや利益確定までの期間が長く、積極的な取引経験を積むことができません。また、1週間など時間間隔の短いスイングトレードの場合、為替レートが気になって昼間の仕事に集中できなくなる人も居るかと思います。
スキャルピングトレードに関しては、いつでもできる、結果が出るまでの時間が短いなど、取引経験を積むには良い手法ですが、難易度の面で一番難しいのでFX初心者には勧めません。私はスキャルピングトレードは3つのトレードスタイルの中で最後にマスターできた手法なので、順番的にはデイトレード・スイングトレードを先に学んだほうがいいと思います。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |