FXは非常に頭を使うので、脳への疲労がハンパなく蓄積します。為替チャートを凝視しているときは脳みそフル回転させるのでかなり疲れます。人間の脳は一日に500kcalを消費しているといわれますが、8~10時間も為替相場を見続けた日には脳だけで1,500kcalくらい消費したんじゃないかというくらい疲労が溜まります。(基礎代謝は2,000kcal)
16年間やってる私でも、こればっかりは慣れませんね。昔に比べて力の抜きどころを学んではいますが、それでも8~10時間も見続けるとさすがに疲れます。
最近は出来るだけ値動きが発生するタイミングを見越して為替チャートを観るようにしています。(省エネ)
FX取引で一番怖いのが、自身のメンタルコントロールを失った時です。FX業者のサーバ落ちも怖いですが、錯乱状態に陥っている時もかなり怖いですよ。心のダムが決壊している状態ですから、何をしでかすか分かりません。
疲れている時、疲労が溜まっている時は、冷静な判断力が落ちています。ちょっとした選択ミスを起こしやすく、また焦ってポジポジ病を発症したり、普段では考えられないような場所でのエントリーをしてしまうことも。
それが積み重なっていつの間にかハイレバ取引をしてしまい、錯乱状態を終えて「ふと我に返った時には口座資金を大量に失っていた」なんて事態も珍しくありません。もしかしたら、すでに経験されている方も居るかもしれませんね。
車の運転と同じで、事故を起こしてからでは遅いので重々気を付けるようにしましょう。むしろ一発事故った方が身に染みるかもしれませんね。
FXで負けまくったり、頭を使い過ぎて心身共に疲れ切っている状態下では、「もうどうでもいいや」と思考停止してしまうことがあります。
これは事実上FXを放棄した状態であり、「もうどうでもいいです殺してください」と言っているのと変わりません。FXに勝ちたい・生き残りたいと思っている人間が発する言葉ではありません。
こんな状態で退場させられても本意ではないでしょう。
心身に疲労が溜まっている時にFXはするべきではないのですが、
こんな人達は疲れが溜まっていてもFXをやってしまうかもしれませんね。取引経験を積みたくて多少の無理をする人の気持ちは分からなくもありませんが、疲労で判断力が落ちている時にFXはすべきではありません。
口座資金を失ってしまう前に、損失リスクを未然に防ぐ心のブレーキを掛けましょう。
今日勝たなければならない理由はありません。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |