FXは究極の慣れ作業です。洞察力や才能もあると思いますが、実践経験がモノを言う世界です。
個人的には毎日8~10時間くらい為替相場を見続けて経験値を積むのが望ましいですが、会社勤務しているサラリーマンなどは取引時間の確保が難しいかもしれませんね。
とにかく毎日見続けることが大切です。
ただ、週初めの月曜日などは値動きが緩慢になることも多いので、あまり観察していても仕方がないかもしれません。
私はもう十分過ぎるほど為替相場を見続けてきたので、「今日は動く可能性が高い日だな」「今日は見ていても時間の無駄に終わりそうだな」というおおよその判断ができるようになりました。私は欧州時間(16:00~24:00)に絞った取引をしていますが、16:00の時点における為替チャートを視た第一印象で、今日は動く日なのかそうでないのか、おおよその見当が付きます。
地道に観察を続けるうちに、チャート分析スキルは高まっていきます。
為替相場は株式市場と連動しているため、世界の主要株式市場が開くタイミングに合わせて値動きが発生します。
大まかな分類ですが、おおよそ3つの時間帯を意識すればいいです。
東京時間 (9:00~16:00) |
東京株式市場や上海株式市場が開く時間帯。大きな値動きは少なく、レンジ相場で推移しやすい。 |
---|---|
欧州時間 (16:00~24:00) |
ロンドン株式市場やドイツ市場が開く時間帯。大きな値動きが起こりやすく、新しいトレンドが発生しやすい。 |
NY時間 (21:00~翌6:00) |
ニューヨーク株式市場が開く時間帯。欧州時間と重なる時間帯(黄金の時間帯)は大きな値動きが起こりやすく、新しいトレンドが発生しやすい。24:00のロンドンフィキシングを境に、レンジ相場に移行しやすい。 |
他にもオセアニア市場(早朝6:00~)がありますが、ほとんど値動きがないので気にしなくても大丈夫です。ちなみに上記時間は夏時間によるものなので、冬時間に移行する11月~3月は時間を1時間遅らせて考えてください。
FXの取引経験を積みたい場合、欧州時間を経験するのが一番望ましいです。
欧州時間はヨーロッパ株式市場が開く時間帯で、為替取引が最も活発に推移します。後場の21:00以降にはアメリカ勢も参戦してくるので、21:00~24:00の時間帯はまさに鉄火場といえる時間帯です(FXにおける黄金の時間帯)。
個人的には、欧州時間の初動(16:00~18:00)、黄金の時間帯(21:00~24:00)の両方を肌身で経験するのが望ましいと考えますが、参加時間帯の限られるサラリーマンの場合、欧州初動の値動きを体感するのは難しいかもしれませんね。
FXに割ける時間の多い人の方が必然的に有利です。経験値の伸びも含め。そういった意味では、サラリーマンという職業はハンデになります。いずれにせよ、「FXで勝てるようになりたい」と願っている人は、今の自分の生活で出来る限りFXに割ける時間を見つけ出すことが大切になります。
FX歴 | 16年(2008年~) |
---|---|
年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |