相場は時に恐ろしい牙を向くことがあります。各国要人のサプライス発表(要人発言)、突発的に起こる大規模テロ、自然災害など、私たちの予測の範疇を超える事態が起こったとき、相場はパニックになります。無数の注文が飛び交う状況下では、取引注文がパンクして制御不能に陥ることもあります。たとえベテラントレーダーであっても、制御不能な値動きの前には無力です。
為替相場には経済指標が毎日発表されています。それぞれに重要度が異なり、3段階(FX業者によっては5段階)で重要度が区分けされています。
超重要指標(★★★) | ||
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水曜日 | 翌3:00 | 米国のFOMC政策金利発表 |
翌3:30 | 米国のFRB議長の会見(要人発言) | |
木曜日 | 20:45 | 欧州中央銀行(ECB) の政策金利発表 |
21:30 | 欧州中央銀行(ECB)総裁の会見(要人発言) | |
金曜日 | 21:30 | 米国の雇用統計(非農業部門雇用者数) |
経済指標の発表時、特に重要指標が発表される際には、スプレッドの拡大、相場の乱高下、取引注文の集中が起こります。まさに鉄火場といった感じの値動きです。特にアメリカの雇用統計は毎月1度発表される超一大イベントですよね、私もワクワクしながら取引に参加しています。
雇用統計などの重要指標発表時、ごく稀にですが相場がパニックに陥ることもあります。最近のFX業者サーバは安定しているので、ほとんどの場合において通常通り取引できますが、可能性としてそういったリスクも孕んでいることを念頭に置いておく必要があります。
パニック相場では、FX業者のサーバ落ちリスクが増大します。可能性としては低いですが、その低い可能性に備えてレバレッジを落として臨むなり、重要指標の発表時にはエントリーそのものを見送るなどの対処が大切です。
といっても雇用統計などの重要指標は一大イベントなので取引参加したいですよね。私の場合、サブ口座でお試しエントリーするなりして経済指標の値動きを楽しんでいます。余程強烈なサインが出ている時以外は、あまりメイン口座で勝負しようとは思いません。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |