三角保ち合いは為替チャートでよく見られるチャートパターンです。
三角形を作るように売り勢力と買い勢力が殴り合い、徐々にその均衡の値幅が小さくなっていくのが特徴です。
上値を抑えている部分を上値抵抗線、下値を支えている部分を下値支持線と呼びます。
上値抵抗線と下値支持線には互いのストップがどんどん溜まっていくので、値動きの均衡が解き放たれた時にはどちらかへ値が一気に動くことが多い。(安値ブレイク、高値ブレイク)
三角保ち合いにはいくつか種類があります。
上値抵抗線と下値抵抗線の、いずれか一方のラインが水平になっているチャート形です。
上値抵抗線が水平になっているチャートパターンを上昇三角型といいます。
必ずしも上抜けするとは限らないので注意が必要です。
下値支持線が水平になっているチャートパターンを下降三角型といいます。
必ずしも下抜けするとは限らないので注意が必要です。
上値抵抗線が下降し、下値支持線が上昇している形をペナント型といいます。最初の例に挙げたチャートもペナント型と呼ばれるものです。
三角保ち合いが上に放たれるチャートパターン。
三角保ち合いが下に放たれるチャートパターン。
上値抵抗線と下値支持線がいずれも上昇している、または上値抵抗線と下値支持線がいずれも下降している形をウェッジ型といいます。
上値抵抗線と下値支持線がいずれも下降し、最終的に上抜けしている形を上昇ウェッジ型という。
上値抵抗線と下値支持線がいずれも上昇し、最終的に下抜けしている形を下降ウェッジ型という。
売り手と買い手の殴り合いを肌で感じよう!
直角三角形やペナント型なんかはFX初心者でも発見しやすいかと思います。ブレイクした方向に追従していくのが定石ですが、きちんと機能している保ち合い相場を見つけないと、ダマシや勘違いの原因になるので注意です。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |