チャートパターンを「形」で捉えるときの基本となるのが、ダブルトップやダブルボトムというチャート形です。
ダブルトップやダブルボトムは為替相場(FX)に限らず、株価チャートや原油などの商品チャートなどでも見られるポピュラーなチャート形になります。
FX初心者が始めに勉強するのも、ダブルトップやダブルボトムなどのチャート形かもしれませんね。私もFX初心者の頃に学んた記憶があります。
天井となる山を2つ形成して、最終的に下抜けすればダブルトップの完成。
底となる谷を2つ形成して、最終的に上抜けすればダブルボトムの完成。
ダブルトップやダブルボトムは、トレンドの天井ないし底値として機能することがあるため、狙いに行くトレーダーが比較的多いように思う。
ここで注意して欲しいのが、ダブルトップやダブルボトムが出現する頻度です。
確かに為替チャートでは、時に綺麗なダブルトップやダブルボトムを観測することができますが、あまり頻繁に出現するものではありません。
特にFX初心者は、自分の頭の中で勝手に未来のチャート形を妄想して、「ダブルトップ(天井)をイメージして売ってしまった」「ダブルボトム(底打ち)をイメージして買ってしまった」なんてことをやってしまいがちです。
そんな経験ありませんか? ええ、私も昔はそうでしたよ。(笑)
勝手な妄想で「ダブルトップ・ダブルボトム」を頭に描いてしまうと、早とちりで自滅してしまうので注意です。
もう一点言えることですが、綺麗なダブルトップやダブルボトムが出現したからといって、そこが天井や底打ちサインとはならないことを留意しておきたいです。もちろん、ダブルトップやダブルボトムが転換の契機(転換サイン)となることはありますが、全てのチャート形がダブルトップ・ダブルボトムを契機に転換する訳ではありません。
むしろ、ダブルトップやダブルボトムが天井・底打ちサインになるケースは少ないと考えた方がいいです。
ここが分かっていないと、「ダブルトップが出たのに高値更新しやがった」「ダブルボトムで底打ちしたのに安値更新しやがった」というような嵌め込みを喰らってしまいます。(勘違いが原因)
今の私は、ダブルトップやダブルボトムの出現を別のサインとして捉えていますが。
ある種の「意志」があってダブルトップやダブルボトムが形成されていることをチャートから感じ取れるようになれると、1つ成長できるかもしれませんよ。現状私は天井・底打ちサインには使っていません。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |