専業トレーダーと学ぶ、FXの基礎・応用
FX歴11年 専業トレーダーと学ぶ、FXの基礎・応用

テクニカル指標が効かない・機能しない理由について

世界中のトレーダーが皆、同じ共通認識を持ってテクニカル指標を見ることはできません。
  • はじめに
  • テクニカル指標が「有効」であるとされる前提
  • テクニカル指標が効かない理由
  • 1. 日本人が見ている為替チャートと、欧米人が見ている為替チャートが異なる
  • 2. テクニカル指標には種類があり、また各人が設定しているパラメータもバラバラ
  • 3. 私が知っている為替相場の本質的な値動きに、当てはまらない

はじめに

本記事は私の持論によるものなので、テクニカル指標が全て通用しないことを明言している訳ではありません。
テクニカル指標が有効である可能性については否定しません。

イラスト

テクニカル指標が「有効」であるとされる前提

  • ある程度知られているテクニカル指標であること。誰も知らないテクニカル指標を見ていても、機能すべき場所を意識する人間が居ないので機能しない。
  • 為替相場は意識する人間(というか金額)が多い場所ほど、抵抗になりやすいという特性がある。

テクニカル指標が効かない理由

私が感じている「テクニカル指標が効かない理由」について。

  • 日本人が見ている為替チャートと、欧米人が見ている為替チャートが異なる
  • テクニカル指標には種類があり、また各人が設定しているパラメータもバラバラ
  • 私が知っている為替相場の本質的な値動きに、当てはまらない

1. 日本人が見ている為替チャートと、欧米人が見ている為替チャートが異なる

日足チャート等の切り替わるタイミングは、FX会社や配信元システムによってマチマチです。

時計

為替相場は24時間、世界中で取引することができるため、時差の概念が存在します。例えば日本の場合、日本時間の午前6:00(※夏時間)を日足の切替タイミング(足が1本増える)としているFX会社が多いですが、これはアメリカの金融機関が取引を終えるニューヨーククローズ(日本時間6:00)に標準を合わせている、などの理由が挙げられます。

アメリカや欧州各国のトレーダーは、日本と同じ「日本時間の午前6:00」を日足の切替タイミングとしている訳ではないため、日足チャートの形状が若干異なってくる可能性があります。

また場合によっては、前日高値・前日安値も変わってきます。

移動平均線などのテクニカル指標は、前日高値・前日安値などの情報をパラメーターとしているため、テクニカル指標の描写イメージが変わってしまう可能性があります。

要するに、「世界中のトレーダーが皆、同じ共通認識を持ってテクニカル指標を見ることはできない」ということです。

「皆が使ってるテクニカル指標だから機能する」だとか「皆が設定しているパラメータだから機能するはず」なんて言葉は通用しないことが分かります。

一応、時差の影響を受けない1時間足以下ならその限りではないが、移動平均線などのトレンド系テクニカル指標は過去の為替データを平均指標としているため、日足以上などある程度長い時間軸での使用が推奨されます。

為替チャートのスタート時間に一貫性がない

2. テクニカル指標には種類があり、また各人が設定しているパラメータもバラバラ

テクニカル指標には種類が沢山あり、また各人が設定しているパラメータもバラバラです。

テクニカル指標 単純移動平均線

これは先の文章と重複することですが、要するに「共通認識」を持てないということです。

3. 私が知っている為替相場の本質的な値動きに、当てはまらない

これは私にしか分からない事なので上手く文章では伝えられませんが、テクニカル指標はどう考えても為替相場の本質的な値動きからはかけ離れているので、効きようがないというのが私の感想です。

一見テクニカル指標が効いているように見えるパターンでも、別の理由で解決することができます。また、私自身が全くテクニカル指標を見ずに11年間FXを続けることもできています。(独自のテクニカル分析で)

最後の理由は伝わらないかと思いますが、テクニカル指標が効かない理由は、「誰がそれを見てるの?」「動かしている側の機関投資家やヘッジファンドも使っているという前提はあるの?」というような疑問をぬぐえないからです。