本記事は私の持論によるものなので、テクニカル指標が全て通用しないことを明言している訳ではありません。
テクニカル指標が有効である可能性については否定しません。
私が感じている「テクニカル指標が利かない理由」について。
日足チャート等の切り替わるタイミングは、FX会社や配信元システムによってマチマチです。
為替相場は24時間、世界中で取引することができるため、時差の概念が存在します。例えば日本の場合、日本時間の午前6:00(夏時間)を日足の切替タイミング(足が1本増える)としているFX会社が多いですが、これはアメリカの金融機関が取引を終えるニューヨーククローズ(日本時間6:00)に標準を合わせている、などの理由が挙げられます。
アメリカや欧州各国のトレーダーは、日本と同じ「日本時間の午前6:00」を日足の切替タイミングとしている訳ではないため、日足チャートの形状が若干異なってくる可能性があります。
また場合によっては、前日高値・前日安値も変わってきます。
移動平均線などのテクニカル指標は、前日高値・前日安値などの情報をパラメーターとしているため、テクニカル指標の描写イメージが変わってしまう可能性があります。
要するに、「世界中のトレーダーが皆、同じ共通認識を持ってテクニカル指標を見ることはできない」ということです。
「皆が使ってるテクニカル指標だから機能する」だとか「皆が設定しているパラメータだから機能するはず」なんて言葉は通用しないことが分かります。
一応、時差の影響を受けない1時間足以下ならその限りではないが、移動平均線などのトレンド系テクニカル指標は過去の為替データを平均指標としているため、日足以上などある程度長い時間軸での使用が推奨されます。
テクニカル指標には種類が沢山あり、また各人が設定しているパラメータもバラバラです。
これは先の文章と重複することですが、要するに「共通認識」を持てないということです。
これは私にしか分からない事なので上手く文章では伝えられませんが、テクニカル指標はどう考えても為替相場の本質的な値動きからはかけ離れているので、利きようがないというのが私の感想です。
一見テクニカル指標が利いているように見えるパターンでも、別の理由で解決することができます。また、私自身が全くテクニカル指標を見ずに15年間FXを続けることもできています。(独自のテクニカル分析で)
最後の理由は伝わらないかと思いますが、テクニカル指標が利かない理由は、「誰がそれを見てるの?」「動かしている側の機関投資家やヘッジファンドも使っているという前提はあるの?」というような疑問をぬぐえないからです。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |