専業トレーダーと学ぶ、FXの基礎・応用
FX歴11年 専業トレーダーと学ぶ、FXの基礎・応用

テクニカル分析が効かなくなる事象 (こういう時は逃げておけ)

イレギュラーな相場では、時間足や日足レベルの抵抗は機能しなくなる場合が多い。
  • テクニカル分析が効かなくなる事象
  • こういう時は逃げておけ

テクニカル分析が効かなくなる事象

為替相場はテクニカル分析の塊なので、テクニカル分析を導入することで勝ちやすい局面を見出すことができるようになります。ただしそれは通常の相場においてであり、時にテクニカル分析を無視して相場の大変動が起こることがあります。

いわゆるパニック相場では、目先のテクニカル分析は通用しなくなる恐れがあります。

こういう時は逃げておけ

テクニカル分析主体でFXをしている人が、真っ先に逃げた方がいい相場を紹介。さっさとポジションクローズして静観に徹しましょう。

  • 日銀の単独介入(日銀砲)、主要各国による協調介入
  • 政策金利の大幅な利上げ
  • 要人発言 (※ただし内容による)
  • 国政に大きな影響を及ぼす恐れのあるイベント (国民投票など)

1. 日銀の単独介入(日銀砲)、主要各国による協調介入

日本銀行や政府機関などによる為替介入が始まったら、売りポジションは即座にクローズしましょう。(売り向かっても死にます)

為替チャート

為替介入が起こると、テクニカル的な抵抗帯などは全て短時間の内に飲み込まれてしまいます。

為替介入は事前予告なしに行われるので、異変を感じたら即座に逃げる必要があります。一応、政府機関によって発表はされますが、事後発表なのでリアルタイムで遭遇した場合には直感的に逃げなければなりません。

私も実際に為替介入をこの目で経験していますが、為替介入が起こったときの値幅は、日銀の単独介入では150~200pipsクラス、協調介入では500~800pipsクラスの急変動が起こります。日銀砲の場合、円売りドル買い介入である場合がほどんど。

逆に考えれば、ドル円ロングすれば誰でも儲かるボーナス相場ともいえる。

私は過去2回ほどリアルタイムで日銀の介入を経験していますが、午前9:30や午前10:00など、午前中のキリの良い時間帯に介入してきます。そのため、異変が起これば意外に推測はしやすいです。また直後にメディアを通じて日銀声明が発表されるので、早い段階で介入の裏付けを取ることもできます。

2. 政策金利の大幅な利上げ

通貨危機などで自国通貨が必要以上に売り叩かれている状況下では、通貨当局が政策金利を大幅に利上げすることで通貨価値の維持・防衛を行うことがあります。1997年に起こったアジア通貨危機では、香港ドル防衛のために通貨当局が金利レートを300%にまで引き上げています。 (売り手は壊滅)

金利300%とか私にはもう良く分からない次元なので、ノータッチです。(笑)

レポート

3. 要人発言 (※ただし内容による)

各国の要人が発する内容によっては、通貨に大きな変動を起こすことがあります。

スイスフラン事件 週足

有名なので当サイト内でも何度か紹介していますが、スイス国立銀行総裁が「ユーロスイスを1.2000の固定レートとする」と解釈できる旨の声明を発表したことから、ユーロスイス相場が暴騰しました。さらに数年後、その発言を撤回したことにより1500pipsクラスの大暴落が発生。

こんなの突発的事象過ぎて読みようがありませんが、要するに「スイスフランなんてマイナー通貨を触るな」というしかありませんね。(スイスフラン自体は一応メジャーカレンシーですが)

4. 国政に大きな影響を及ぼす恐れのあるイベント (国民投票など)

財政再建を巡るギリシャ国民投票や、EU離脱の是非を問うイギリス国民投票など、国政に大きな影響を及ぼす恐れのあるイベントでは、その国の通貨に大変動を及ぼす恐れがあります。

イギリス国民投票

2016年6月23日に行われたイギリス国民投票。EU離脱決定でナイアガラ発生。

こういったイレギュラーな相場では、時間足や日足レベルの抵抗は機能しなくなる場合が多いため、私のようなデイトレードを土俵にする人間は手を出さないのが吉です。遊びでポジションを持つのもいいですが、自己責任で。

ただ、テクニカル的な抵抗帯が機能しないのはあくまで短期足における話なので、例えば週足や月足レベルの大きな抵抗帯などは機能する可能性はあります。私たち個人レベルの投資家では、どこまで相場が反応するのかを正確に予想することはできません。