テクニカル分析の意義は過去の為替チャートから法則性・規則性を導き出し、それを未来の値動き予想に活かすことにあります。逆に言えば、為替チャートそのものに一定の再現性があるという前提がなければ、テクニカル分析を使っても全く意味がないことになります。
掬えない網で金魚獲りをするようなものですね。
為替チャートを知らない人間が言う話として、「株価チャートや為替チャートは、Excel関数で作ったグラフと同じようなものになる」という意見があります。これは何というか、「否定の結論が先にあって、その結論に自分の意見を強引に近づけようとしている」ような印象しか受けないんですが、まずは生の為替チャートを実際に見てから発言するようにしましょう。
111.030~111.350のボックス相場
トレンド相場(ロングスパン)
何も感じ取れなければ、1年くらいは見続けてください。
為替相場が難しい理由は、全くのランダムな事象を当てようとしているから難しいのではなく、テクニカル分析を駆使しても為替チャートの未来を予想すること自体が難しい点にあります。
為替相場はテクニカル的な値動きに支配されながら動くので、高値安値や押し目などのチャートポイントが機能します。為替相場の生の値動きを見たことがある人は、まるで生き物のように売り買いが交錯しているのを感じ取った経験があると思います。
後だしジャンケンで為替チャートにラインを引くこと自体は誰でもできるので、一見すると「予想は簡単そう」に思えますが、その抵抗が確信を持って機能する保証はなく、また時間軸的なハシゴ外しも起こるため、闇雲にトレンドラインを引いたり自分の妄想で未来のチャートを描いていても、なかなか的中率を上げることはできません。
話がどんどん脇に逸れていきそうなのでこの辺でまとめますが、
ポイントはこんなところです。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |