私はFXでポジションを持つ際、予想だけでエントリーすることはありません。必ず「売買サイン」が出るのを待ってからポジションを持つようにしています。
厳密には、「予想」には大きく2つあります。
「1.」は節目の逆張りと呼ばれているものです。直近トレンドについては逆張りですが、これから「反転する」と予想しているので1つ大きな足で考えた場合の順張り・押し目拾いにも相当します。
高値更新を果たしている足のボトム部分が押し目ということになるので、後付けであればFX初心者にも押し目の位置は確認できると思います。押し目は先読みできることもありますが、結構難しいです。(上図は分かりやすい例)
ちなみに私の場合、高値安値は「節目」にカウントしていません。基本的に、高値安値は狩られる運命にあるからです。(もちろん例外もあり)
「2.」はサインに乗った順張りと呼ばれているものです。(直近トレンドを追う行為)
この「サイン」というものは、誰しもが同様に感じ取るような共通認識によるものではなく、市場参加者それぞれが売買サインというものを個々に磨き上げ、長い実践経験を積む中で少しずつ確立されていくものです。
私も長いFX経験の中で「これは使える」「これは使えない」「このパターンに入ったら次は高確率でこうなる」など、自分のオリジナルのカードを見つけて磨いてきています。市場参加者には、私と同じカードを見つけている人も居れば、私の知らない別のカードを持っている人も居るかと思います。「サイン」と呼ぶほどなので、私の場合、8割以上の的中率は欲しいところです。(誤認も考慮に入れて)
「予想ではポジらない」とは、この「売買サインが出るまではポジらない」ということを指します。私は為替取引をする上でこの「2.」を優先しています。
ちなみに、勝率8割以上かつ、利益幅≧損失幅を満たす売買サインは存在します。(私も極力こういった売買サインが点灯したタイミングに絞ってエントリーしています)
「99.999%」の確率で次の値動きが確定する鉄板サイン(お決まりパターン)も知っています。
私が節目の逆張り(1つ大きな足での順張り・押し目拾い)を行わない理由について。
節目の逆張りを極めることには、大きなメリットがあります。
スイングトレードの基本は、この節目の逆張りに沿って行われるものです。
私は、この節目の逆張りは基本的に行いません。理由は以下の通りです。
勝率がそこまで高くない逆張りモデルでは、「レバレッジを大幅に下げる」ことが必然となってきます。また、反転までに時間が掛かるため、人によっては「待てない」人間も居るかと思います。週を挟むことで起こる「窓」の弊害にも晒されてしまいます。
私のトレードスタイルは、1日単位でポジション整理ができるデイトレードが基本スタイルです。
つまるところ、数日間に渡ってポジションを保有し続けるスイングトレードは、自分のスタイルに合わないのです。また昼間に別作業をしており、その間は完全に相場から頭を切り離したいと思っています。
トレードスタイルは、自分のストレスが少ない、やりやすい手法を実践すればよいのです。
予想の範疇を超えない節目の逆張りよりも、「売買サイン」が出ていた方がより確実で信頼性が高いため、自信を持って利益確定までポジションを伸ばせる、という理由もあります。
私が具体的にFXで「待ち」を選択している時間や、ポジションを持ってから利益確定までの平均ポジション保有時間については、下記リンク先で紹介しています。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |