私は複数の通貨ペアの相関を見ながら取引しています。ひとつの為替チャートで単独取引することも可能ですが、取引精度が上がるので複数の通貨ペアの相関を考慮に入れています。
ドル円(USD/JPY)とユーロドル(EUR/USD)は、基軸通貨米ドルとペアを組む「ドルストレート」です。ドルが強含む相場においては、基本的にドル円は上昇し、ユーロドルは下落します(逆相関)。
相場の9割以上のケースでは、ドル円が上がればユーロドルは下がるような展開になりますが、稀に、この相関が崩れる相場があります。リスクオン相場とリスクオフ相場です。
ただ、リスクオン相場とリスクオフ相場は稀であるため、基本的にはドル円が上がればユーロドルは下がると考えればよいです。
チャートには「節目」というものがあります。
FX初心者でも見て分かるようなチャートポイントに「高値・安値」がありますが、トレンドに追従していない高値・安値は基本狩られる運命にあるため、私は節目としてカウントしていません(節目というよりも目印)。ただ、短期筋の買い・売りがあるため、一時的な抵抗として機能することもあります。反転の対象とするには弱い節目といえます。(もちろん例外もあり)
ある程度の相場経験とチャートの基本法則に気が付かなければ、この節目は見えてこないと思います。「高値・安値」を除いた、どんな場所で相場が反転するのか、などを時間を掛けて丹念に分析していけば、いつかこの節目に気が付くと思います。
この節目では、相場が反転する可能性があるため、節目付近の動きは必ずチェックしています。
この本当の節目が見えている、見えていないでは、かなり勝敗に差が生じます。むしろ、これが分からないと勝ちへの扉は開かないのではと思います。FX歴は5年を超えているのに、未だに本当の節目が見えていないような方も結構見受けられるようなので、意外に気が付くのは難しいのかなと思います。一度気が付いてしまえば理解が早いんですが。
私は、狩られる運命にある高値安値を狩りに行く動きに便乗してエントリーしています。直近のトレンドや他の通貨ペアとの相関関係を、チャート全体を見ながら判断し、狩りに行く動きに追従します。(順張り)
ブレイクアウトしてからでは遅いので、ブレイクアウトすることを見越した上で、ブレイク前にエントリーしています。
ストップを狩りを終えた後は、ストップ狩りを仕掛けていた勢力の利益確定による急反転や、トレンド転換をすることが結構あります。
私はこの動きが嫌いなので、ストップ狩りが行われている最中に利益確定して逃げています。
「119.975」のストップを狩った後、相場が急反転。
経済指標は値動きの「きっかけ」となります。経済指標の結果でトレンドが変わることは基本的にありません。(予め決められたトレンド・未来を壊す力は経済指標にはない)
などを、経済指標発表の時間スケジュールを確認しながら考えています。
とある通貨ペアは、ユーロドルに先行して、ユーロドルの長期トレンドを示唆してくれています。
ユーロドルは流通量・取引高もナンバー1なので、単独または先行して長期トレンドを形成しているように勘違いしてしまうかもしれませんが、この「とある通貨ペア」に支配されていると言っていいほど、引っ張られています。
この通貨ペアの値動きやトレンド転換には、十分注意・警戒しています。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |