相場と生きる。
FX歴15年 相場と生きる。

FXの勝率はどれくらいが理想か

勝率が高いモデル、勝率が低いモデル、どちらが良いのか。個人的には、トレード機会が必然的に多くなる「勝率が高いモデル」を好みます。
  • FXにおける利益幅と損失幅
  • 一応、期待値の話をちょろっと
  • FXの勝率は高い方が良いのか、低くても問題ないのか
  • 例1. 勝率が高いモデル
  • 例2. 勝率が低いモデル
  • どちらが良いのか
  • 私の場合
最終更新日 2022/06/28

FXにおける利益幅と損失幅

勝率の議論をする上では、「利益幅」と「損失幅」をセットにして考えなければ意味がありません。つまり、

高い勝率を誇る手法であっても、外したときの「1敗」が致命的であっては全く意味がない。

ということです。俗にコツコツドカンと呼ばれてるものですね。

コツコツドカンに至る心理(例)

  • あ~あ、また今日も下手な損切りで無駄に資産を減らしちゃった。
  • だったら最初から損切りしなければ良くね?

こういう結論に至る人が、よくコツコツドカントレードに手を出してしまいます。

コツコツドカントレードに至るよりも、例え勝率が低くとも利益幅>損失幅を目標とする方がベターです。

勝率について

一応、期待値の話をちょろっと

期待値」という言葉は中学校でも習ったと思います。

賭け事のリターンを考える場合、勝率だけでなく、それによってもたらされる利益額・損失額も含めた期待値で見なければなりません。

2分の1の確率で貰える500円よりも、3分の1の確率で貰える1000円の方がいいよなぁ。

FXの勝率は高い方が良いのか、低くても問題ないのか

FXの勝率は高い方が良いのか、低くても問題ないのか、ちょっと考察していきましょう。

例1. 勝率が高いモデル

デイトレード
  • 勝率6割
  • 利益幅25pips、損失幅15pips

上記はもちろん期待値ではプラスを満たしています。このモデルにおいて、デメリットは何があるのか考えてみました。

デメリット

  • 損失幅が小さいため、経済指標時などスプレッド拡大時は入れない。
  • 損失幅が小さいため、ランダムに乱高下する相場では入れない。
  • 損失幅が小さいため、ノイズに巻き込まれやすくなる。

この例はデイトレードをモデルにしたものです。デイトレードでは勝率を高く保ちやすい反面、突発的な相場の乱高下に対して弱い部分があります。

例2. 勝率が低いモデル

スイングトレード
  • 勝率3割
  • 利益幅150pips、損失幅30pips

上記はもちろん期待値ではプラスを満たしています。このモデルにおいて、デメリットは何があるのか考えてみました。

デメリット

  • 150pipsという利益幅からも分かるように、入れるチャンスが少ない。
  • 150pipsという利益幅からも分かるように、利益確定まで数日単位の時間が掛かる。
  • 勝率が低いがゆえに連敗確率も高く、必然レバレッジをかなり下げなければならない。
    (リターンpipsは多いが、リターン額自体は大きくない)

この例はスイングトレードをモデルにしたものです。損少利大をベースに考えているので、勝率は低く利益幅が大きいのが特徴です。(スイングトレードを行う上での基本であり理想)

どちらが良いのか

先例に挙げたものが「FX取引における全てのケース」を補完している訳でありませんが、これらの優劣を少し考えてみましょう。

優劣自体はそこまでないような気もしますが、個人的にはトレード機会が必然的に多くなる「勝率が高いモデル」を好みます。トレード機会が多くなれば、利益分をそのまま次へ積み増しして、雪だるま式に資産を増やすことも可能になってくるからです。

また、安定して勝つことができる者ほど取引の試行回数を増やして勝率の収束化を図ることができます。

トレードスタイルによる棲み分けも

またトレードスタイルによって、以下のような棲み分けも起こりそうですね。

  • デイトレード・スキャルピングを主軸とするなら、勝率が高いモデルでモリモリ増やすのが理想。
  • スイングトレードを主軸とするなら、勝率が低いモデルでも構わないが、安定した結果を求めるなら最低でも年単位で見なければならない。

私の場合

私はデイトレード・スキャルピングトレードをメインとしているので、私の取引スタイルも「勝率が高いモデル」を採用しています。サインが出るのを待って、順張りでおおよそ30分~4時間以内には決着します。

デイトレードのトレードスタイル
通貨ペア ユーロドル、ドル円(ほぼこの2ペアのみ)
取引時間帯 16:00~24:00(欧州時間)
レバレッジ 3~8倍
利益確定 15~30pips(尻尾はくれてやってる事が多い)
損切り 15~18pips(このくらいに抑えたい)
勝率 7~8割程度(局面や選択手法により異なる)
※利益確定・損切り幅はチャート形に合わせて変更するが、概ね上記pips程度。
管理人
FX歴 15年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。
私が使っているFX会社
GMOクリック証券
  • 業界大手
  • スキャル、デイトレ、スイングどれも対応できる口座
  • 50枚以上のデカい玉をデイトレでぶちかます用
  • スプレッドが国内トップクラスに狭い
  • くりっく365口座も同時開設でき、スワポ長期投資にも向く
  • 穴が見当たらない総合力の高いFX会社
使用感など
ヒロセ通商
  • スキャル、デイトレ用
  • ここのチャートを観ることが多い(レート表示がパカパカ早い
  • 食品配送してくれる(自営の食品工場あり)
  • スプレッドが国内トップクラスに狭い(最近やや不安定)
  • マイナススワポは不利なので注意(プラススワポは優遇)
使用感など
DMM.com証券
  • 業界大手
  • たまに使う(最近また触り始めてる)
  • スプレッドが国内トップクラスに狭い
  • スワップポイントが高水準(くりっく365と比較して遜色ない)
  • お金を出すところにはドンと出す印象(経営が上手い
使用感など