私は取引ルールとは、相場を長年経験していく中で味わった屈辱、犯した過ち、間違いなどを1つ1つ消去していく作業だと思っています。おおよそ「儲ける方法」についてはトレンド追従していれば良いわけですから、意外に儲けること自体は難しいことではありません。
問題は、いかに損してしまうケースを減らせるかだと思います。つまるところ、
これをしなければ損しない。
を追求していった結果が、マイルール(取引ルール)なのだと思います。
参考までに、私がFX取引でよくやってしまった失敗トレードを紹介します。つまり「これはするな」という戒め。
相場の急変動はいつ起こるか分かりません。自分の中で準備が出来ていない状態で「不意を突かれる形で」相場の急変動が起こると、「儲けるチャンスだからエントリーしなきゃ」と焦ってしまうことがあります。
自分の中のプランも定まっていないのに、その場の雰囲気に急かされてエントリーしても、良い結果は付いてきません。
はやる気持ちを抑えて、自分のプランが定まっているときにエントリーするようにしましょう。
「このレンジ、どっちに抜けるか分かんねぇなぁ」
「あ、レンジブレイクしてからエントリーすれば確実じゃね?」
と思ってレンジブレイクに追従しても、ストップを狩った先が底であることは割とよくあります。
全ての値動きが「レンジブレイクしたら走る」訳ではないので、過度の期待は持てないことが取引経験を積んでいく中で分かると思います。
「相場ってマジで読めねぇなぁ」
「トレンドラインとかに秘密があるのかな」
「トレンドラインを目印にしてみよう」
私も昔はよくトレンドラインを引いてそこに相場の本質を見つけ出そうとしましたが、結論としてはトレンドラインは利くケースもあるが利かないケースも多いため、曖昧さを捨てられない。(つまり根拠とするには弱い指標)
トレンドライン・ブレイクの理想形(こんなもんは滅多に見れない)。綺麗なトレンドラインブレイクは数か月に1度くらいの頻度なので、デイトレーダーがこれ(正解の動き)だけを狙うのは現実的でない。
「予想が外れたから損切り」ではなく「予想が外れたけど、損切したくないからストップ位置をずらす」を選択。これは致命的失敗なのでやめるべき。
「逆行されたポジションは、焼きつくされるまで逆行され続ける」(一発退場)
特にエントリー機会の少ないスイングトレーダー・長期トレーダーが抱える悩みかもしれない。
損切ボタンが押せないなら、ポジションを小さくしてデイトレードやスキャルピングの経験を積むのがよい。嫌でも損切りを学ぶので。
たまに「損切りしないトレード」なんてものを見かけるが、この選択は間違いなので参考にしないこと。
株の話になってしまうけど、低位株を分散投資する場合はアリの手法かな。FXで損切りしないトレードを持ち込むのはあまりにも危険。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |