私はデイトレーダーですが、基本は3~5倍くらいのレバレッジでFX取引を行っています。損切り幅は15pips程度なのにも関わらず、このくらいの低レバでやっています。デイトレードにしてはレバレッジを抑え気味だと自分でも自覚しています。
通貨ペア | ユーロドル、ドル円(ほぼこの2ペアのみ) |
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取引時間帯 | 16:00~24:00(欧州時間) |
レバレッジ | 3~8倍 |
利益確定 | 15~30pips(尻尾はくれてやってる事が多い) |
損切り | 15~18pips(このくらいに抑えたい) |
勝率 | 7~8割程度(局面や選択手法により異なる) |
相場を長年やっていると、次の動きがほぼ確定する「鉄板パターン」が稀に出現することがあります。多分、アルゴリズム売買によって非常に強い力が一方向に働いて、チャートの足を違和感のない形に強引に作り出す動きだと思っていますが。
私の知っている鉄板パターンはほとんど外れることがないのでかなり強気に張っていいのですが、そんなケースでも最大でも8倍くらいまでしか張りません。
戦争の世界では、「兵力の3割を失うことは全滅することに等しい」という言葉があります。これは投資の世界でも例外ではなく、口座資金の3割を失うことは、全滅とまでは言わないが非常に大きな痛手であると考えられます。
残念ながらFXの世界においては、月利20%以上を毎月安定して達成できている人はそうそう居ません。確実に存在するとは思いますが、トレーダー1万人に1人とかそんなレベルだと思います。人口1万人に1人ではなく、プロ・アマ含めたトレーダー全体から見て1万人に1人です。そのくらい希少だと思います。
プロディーラーですら、年利30%を達成すれば優秀と呼ばれる世界です。口座資金の3割を失ってしまった場合、それを取り戻すことがどれだけ大変で、膨大な時間を要することが分かります。
安定して勝てる人間であるほど、出来るだけ1回の取引におけるリスクを小さくし、試行回数を増やして勝ちに収束させることが肝要です。(リスクの平均化)
1回のポジションが大きいと、どうしても収益曲線が荒くなってしまいます。破産確率が大きくなるという事です。長期的にFXと付き合っていくためには、破産確率を出来るだけ小さくすることが大切になります。
私はデイトレードレベルでも低レバを遵守しています。スイングトレードにする場合はさらにレバレッジを落とします。レバレッジは1回の取引における損失ベースで考えているので、損失許容pipsが広がれば必然、ポジションサイズが小さくなるよう調整します。
高レバレッジは高い収益が見込める反面、様々なリスクを孕んでいます。
私が高レバレッジに踏み切れない理由のひとつに、FX会社の突然のサーバ落ちがあります。
運悪くこういったことが重なってしまったらかなり危険です。口座資金は生きていますが、被った損失は口座資金のおおよそ4割にも及びます。まさに致命傷といえる痛手です。仮に500pips逆行するような大相場であった場合は一撃死です。口座資金すべてを持っていかれて退場です。最悪の事態が重なる可能性は低いですが、毎日為替相場と対峙している以上、どこかで地雷を踏んでしまう可能性は幾分かあります。
高レバレッジは勝った場合の利益が魅力である一方、連敗した場合の損失額も必然的に大きくなります。
損失額が大きくなることで、思わぬ情緒不安定になり、「もうどうでもいいや」と普段であれば行わないとんでもない取引を誘発してしまう危険性を孕んでいます。「身の丈に合ったレバレッジ」という言葉があるように、心の平穏を保つ上でも低レバレッジに徹することを勧めます。
為替相場を長年やっていると、数ヶ月に1度、クソみたいな訳の分からない相場に遭遇することがあります。テクニカルもサインも全く役に立たないような言葉通りのクソ相場です。
こういった相場では「休むも相場」に徹するべきですが、高レバレッジで取引を行っていると大きな損失に目が行ってしまい、なかなか相場から抜け出すことが出来ない心理状態に陥ったりもします。そうしている内に「クソ相場で取り返しのつかない損失に膨れてしまった」という、悔やむに悔やみきれない結果になってしまう恐れもあります。
イレギュラー相場の影響を小さくするには、レバレッジを小さくしてトレードの試行回数を増やすしかありません。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |