FXに慣れてきたら、おおよその抵抗帯や押し目と呼ばれるトレンドの底値の場所が何となく分かるようになってくると思います。大体3~5年くらい経験を積めば押し目の位置は何となく推測が付くようになります。
ただし、抵抗帯や押し目(と推測される)位置が分かっても、それだけでは勝てるようにはなりません。
押し目は「トレンドの底値」として機能することもあれば、チャート次第では抜けてしまうこともあるからです。俗に言う「ハシゴ外し」というやつですね。上画像はかなり綺麗なトレンドラインが出ていますが、普通はこんな上手いこといかないので私は押し目拾いのエントリーはしません。(押し目はトレンドラインを引けば分かるものでもありません)
私も押し目狙いでのスイングトレードもしたいとは思っているんですが、なかなか成功確率が上がらないまま今日まで来てしまいました。
「押し目で拾って高値更新で利益確定」が理想なんですが、私の場合、拾える押し目と拾えない押し目があるんですよね。
局面 | 割合 |
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チャートは機能しているが、全体的な確率は1/2の状態 (期待値も含めプラマイゼロの状態) |
8割 |
次の値動きが確定している状態 | 1割 |
全くもってランダムな状態 | 1割 |
私のレベルがまだまだ低いのか、それともこれが相場の真理なのかは分かりませんが、私が確信して読める展開は為替相場全体の1割程度しかありません。
その読める展開は明確なサインとして認知できるので、この局面をひたすら待ってからエントリーしています。何年も前に発見してから今まで外れたことがないので、現状では聖杯パターンといえますね。今後の保証はありませんが。
これが私のいう拾える押し目のことです。(利益確定が約束された押し目)
私は「サイン待ち」に徹しているので、サインが出ていない以上は押し目(と推測される場所)であっても拾いには行きません。どうしてもポジりたい時には、サブ口座でレバレッジを落としてエントリーしています。
自分が分からない時、1/2勝負になりそうな時はエントリーを見送っています。1/2を掻い潜ることで大きな利益を得られそうな場合も同じです。(これは賛否ありですが)
これ絶妙にどちらに行くか分からない為替チャートなんですが、上抜けを予想するのであればロングを拾っていきたい局面ですね。ハシゴ外しされる可能性もあるんで、私はもちろん見送りますが。
直近高値は更新したが、肝心のネックラインを超えられないので性質的には前回と同じチャート形。前回同様、上抜けを予想するのであればロングを拾っていきたい局面。下降トレンドラインの引き方次第では上抜けしてるようにも見えるので、絶対に上がると勘違いしてしまっている人は危険。ネックラインを超えらえれない以上は、勝手に引いたトレンドラインを上抜けしてようがMA超えてようが同じです。
ハシゴ外し発生で直近安値更新。時間切れで支えが入り、その後再び上に急騰。この上げもやらしい。(理解できるふるい落としだけどね~やり口が汚い)
結局下抜けで下落トレンド続行。上昇トレンド維持したいならそろそろ底打ちしたいところ。
売りで入れる局面がいくつかあったので売りスキャルで軽く入りましたが、基本は静観していました。
たまたま1/2が当たったのではなく、本質的に読めていた人は居たのかな? 下落する「予想」が当たった人も居ると思いますが、私は底打ちしていたのか判断に迷う展開でした。(結果は底打ちしておらず)
このように、自分が読めていない時、1/2勝負を強いられる時は私はエントリーしません。私が読み取れるサインが発生したときのみエントリーしています。
FXで勝てない人は、よく分からない時は徹底して見送ることを実践してみたらどうでしょうか。勝手な決めつけでエントリーして損ばかりしている人は、注意深く相場を観察することを続けてください。鉄板サインはなかなか見つかるものではありませんが、続けている限りはいつか出会えるかもしれませんよ。(個々の能力に依存)
私は6年目くらいで鉄板サインに気が付きましたが、人によってはもっと早く、あるいは一生気が付かないかもしれないので、負けている人が今後もFXを続けることを強制したりはしません。FXが本当に好きで、尚且つ苦しい部分も全部含めて「続けていきたい」と何年も想い続けることができなければ継続は難しいです。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |