最近CMでもよく目にするようになったFX。FXとは外国為替証拠金取引のことをいいます。つまり、外国為替を証拠金を使って取引する金融商品(デリバティブ取引)のことです。外国為替は英語で「Foreign eXchange」といいますが、そこからFとXの文字を取って「FX」と呼ばれています。FXは日本での呼び名なので、外国人に「FX」と言っても通じないかもしれません。FX業者によっては「外国為替保証金取引」とも呼んでいますが意味は同じです。
外国為替? 証拠金取引? とまだ分からない言葉があるかもしれませんが、早い話が2国間の通貨取引のことです。
「ドル円相場」と言ったらピンと来るかもしれませんね。
よく経済関連ニュースで「現在の為替相場は1ドル105円台前半で推移しており・・・」というようなアナウンスがされることがありますが、まさにこのドル円相場やユーロ円相場といった為替相場の未来を予想して通貨取引を行うのがFXの基本となります。
外国為替は、「外為(がいため)」と呼んだり「為替(かわせ)」と略したり様々な呼び方がありますが、基本的には「通貨取引」や「通貨交換」のことを指します。
証拠金取引とは、ある一定のお金を保証金(担保)にして、より大きな金額の取引を実現する仕組みのことです。また、少額で大金を動かすことを「レバレッジを掛ける」といいます。
「少額で大金を動かす」と言ってしまうと少し怖いかもしれませんが、日本では証拠金取引で動かせる金額に規制が掛かっており、またどれだけのお金を動かすかについては自由に決めることができるため、きちんとリスクを理解した上で取引を行えばそこまで怖いものではありません。ただ、実際にFX取引をしてみたいと考えている人は、必ずFXにおける危険性(リスク)について学んでからにしてください。
為替? 円高円安? ドル円? と難しそうな印象を受けるかもしれませんが、FXの内容自体は非常にシンプルです。その通貨ペアが上がるか下がるかの2択を当てるだけです。
少し突っ込んだ話をすると、熟練すればその2択も高確率で当てられるようになります。ただし、その域に至るには長い取引経験と挫折や苦しみを越えなければならないことは先に言っておきたいと思います。私の場合は6年掛かっているのでかなり苦労はしました。また、為替チャートはランダムウォークではなく規則性を持っているので、適当な動きを当てるギャンブルではないということも知っておいて欲しいです。
日本では現在、個人間におけるFX取引が非常に活発に行われており、FXも身近なものとして定着しつつあります。サラリーマンや主婦が気軽に始められる副業のひとつとしてFXが紹介されることもありますね。
今日では身近な金融商品として認知されつつあるFXですが、実は日本では、1998年までは個人が外国為替証拠金取引を行うことができませんでした。しかし、1998年に外国為替及び外国貿易法が改正され(外為法の改正)、個人でも取引が可能になりました。
その後、2000年代初頭にインターネットが急速に発展するとともに、自宅に居ながらも為替相場を取引できるような環境が徐々に整備されていきました。
私がFXを始めたのは2008年頃ですが、この頃にはすでに自宅でFX取引を快適に行えるような取引ツールやインフラが整備されていたので、私自身も気軽にFXを始めることができました。現在ではスプレッド(売値と買値の差)などの取引コストもさらに安くなっているので、FX取引を行う顧客側にとって非常に有利な状況が進んでいます。
スマートフォンによる取引もできるようになりましたし、場所を問わずFX取引ができるのが強みのひとつです。今後もインターフェイスがどんどん発展していくことが予想されます。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |