為替チャートには、通貨ペアの価格レートの時間推移を明らかにすることで、値動きの未来を視覚的に予想しやすくする目的があります(時系列チャート)。また、どういう経緯を辿って現在の価格レートに至っているのかを瞬時に確認することができるため、値動きの未来を予想するFX取引には欠かすことができません。
インターネットやコンピュータ売買の発達した現代では、為替チャートが恐ろしく規則的に動くこともしばしばあります。
ユーロドルの1時間足。驚くほど綺麗な上昇トレンドを形成しています。
こういった値動きは、ただ単に価格レートを眺めているだけでは分かりません。時間推移による価格変化をチャートに描くことではじめて値動きのパターンが見えてきます。
為替チャートの見方は非常に簡単です。為替チャ―トには価格軸と時間軸しかありません。時間の経過に重点を置き、時間経過を横軸(時間軸)に均等に割り振って価格推移を表すチャート方式を時系列チャートといいます。私たちが見慣れているローソク足は時系列チャートになります。
通貨ペアの現在の価格レートを確認したい場合、縦軸の価格軸を確認することで現在価格が分かります。
また、高値や安値といった数値もチャート上に確認することができます。オレンジ色が各時間帯における高値、グリーン色が各時間帯における安値を示しています。
このままの状態でも取引することは可能ですが、テクニカル指標やラインといったものを表示させることで、為替取引をより有利に運ぶことができるようになります。
テクニカル指標とは、為替における2つの変数「価格」と「時間」を、数式に組み込んで表した指標のことです。有名なテクニカル指標には、移動平均線(MA)、一目均衡表、ボリンジャーバンドなどがあります。
一目均衡表。雲と呼ばれる抵抗に沿って価格が推移し、雲を抜けられるかどうかがトレンド転換のポイントとなる。基本的に日足以上で使用します。
チャ―トに水平ラインやトレンドラインを引いて目安とする。
昔はトレンドラインの方が重要だと思っていましたが、最近では圧倒的に水平ラインのほうが重要だと実感しています。
テクニカル分析については私の強い持論がありますが、一般的な基本部分はこんなところです。
FX歴 | 16年(2008年~) |
---|---|
年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |