株は未成年(20歳未満)であっても口座開設を許可している証券会社もあるようですが、FXの場合、ほとんどのFX会社は20歳未満の口座開設を許可していません。法的な制限はないようですが、FXを始められるのは基本的に成人(20歳)してからということになります。
FX口座を開設する際には、身分証明書(運転免許証など)、マイナンバー(個人番号)といった個人情報を提示する必要があります。偽証してまで20歳未満の方が口座開設するようなことはリスクが大きいのでやめましょう。
親の名義で作って自分がFX取引するという場合でも、FX取引に係る税金をきちんと理解しておかなければ親の下に税務署から通知が届いたり、それがきっかけで未成年による運用がバレてしまうかもしれません。
FX会社が定める契約約款には従うようにしましょう。口座凍結されたり、今後一切のFX取引を禁止されてしまうかもしれません。
これは私も最近まで知らなかったのですが、FX口座開設にあたって、年齢上限を設けているFX会社も結構あります。具体的には20歳以上~70歳未満などといった年齢制限があります。
FX口座開設の年齢制限 | |
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A社 | 20歳以上~70歳未満 |
B社 | 20歳以上~75歳未満 |
C社 | 20歳以上~80歳未満 |
こういった年齢上限を設けている背景には、FXが元々リスクの高い金融商品であること、高齢者の判断能力低下、金融商品取引法における適合性の原則などが関係しているように思われます。金融商品取引法においては、顧客の知識や経験が乏しいにも関わらず金融商品を勧誘することを制限しており、この辺りが間接的に作用しているように思われます。これはFXに限らず、株や先物商品など金融商品全般にいえることです。
齢80を超えてなお、英国相場に影響力を持つジョージ・ソロス
年齢以外の制限に関して。ただし、どのFX会社も一様に制限を設けているわけではありません。
株式口座開設の場合、インサイダー取引を防ぐ目的で証券会社に勤めている方の証券口座開設に制限を設けている場合が多いです。ただしFXの場合、インサイダー取引の影響が非常に小さいため、「証券会社に勤めているか」「金融商品取引業者の従業員であるか」といった点はあまり問題にはなりませんが、FX会社の中には、これらの従事者によるFX口座開設に制限を設けている会社もあります。
現在無職であったり、所得がほとんどない方の場合、FX口座開設の審査基準に満たないことがあります。ただしこの辺はグレーゾーンなので、FX会社によってかなり審査基準は異なると思います。
FX口座開設における審査基準については詳細を公表していないFX会社も多いですが、基本的に日本国籍を有しており、自分の身分を証明することができ、ある程度の金融資産を有していれば審査に通過すると思います。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |