海外に比べ、日本人は貯蓄を好む傾向にあります。
日本人は堅実な国民性といえ、世界有数の債権国であることもそれを物語っています。
貯蓄することは良いことですが、貯蓄に走り過ぎると経済市場にお金が回って来なくなり、経済活動が鈍化するマイナス効果もあります。
(お金を使わないので市場に流通する日本円の総量が減り、デフレが進行する)
日本人の貯蓄比率は60~70代以上が最も多くの割合を占めており、この層が経済の血液ともいえる「お金の流通」を停滞させています。
この貯蓄層に「いかにお金を使わせて経済を循環させるか」が、今後の課題ともいわれています。
「投資のことは良く分からない」という声をよく耳にしますが、当たり前です。
日本の義務教育では、投資について学習するカリキュラムが組まれていないからです。
義務教育で学ぶ機会もないですし、そもそも日本国内では投資を行っている人の絶対数も少ないので、そういった人に巡り合わないのであれば独学で勉強するしかありません。
また、汗水を流さない「投資」や「金儲け」に対するイメージも良くありません。
海外では、「投資」をカリキュラムとして学習に取り入れている高校もあると、どこかの文献で読みました。
私は20代後半に「投資」に興味を持ち始め、独学で勉強を始めました。
「勉強を始めた」というよりは、そちらにアンテナを向けるようになったので、「自然と知識が増えていった」といえます。
「投資」に興味を抱いた理由には、社会人生活を経験したことが大きいです。
学生の頃は、漠然と「企業に入社して給料を貰って生きていく」としか考えていませんでしたが、会社組織の汚い部分を直に見て初めて、本来安定であるはずのサラリーマン人生に危機感を覚えました。
(色々と書きたいことはありますが、また別の機会に)
「社会人生活」は経験してみないと分からないものがありますよね。
学生の頃は「投資」のことは分からなかったし、知りたいとも思いませんでした。
話は変わって。
一昔前であれば、銀行預金の金利も高く(3~9%)、わざわさ投資を行わなくても銀行預金だけで十分利益を上げることができる時代もありました。(80年代)
ところが、90年代初頭に日本の不動産バブルがはじけ、日本経済が天井を付けます。
失われた20年といわれる時代に突入し、日銀は金融緩和策として超低金利政策(ゼロ金利政策)の導入に踏み切らざるを得なくなりました。
ゼロ金利の時代だからこそ、日本でも「投資」に対する意識が見直され始めています。
銀行にただ預けるだけで「何もしないお金」に、積極的に働いてもらいましょう。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |