一般に、ギャンブルと呼ばれるものには以下があります。
※厳密には、これらのギャンブルにも長期的に勝ち続けられるノウハウや抜け道がありますが、それについてはここでは触れません。
一般に、投資と呼ばれるものには以下があります。
投資先となる何かについて、その信用や将来性を買って資金援助する意味合いが強い行動です。
ギャンブルでも投資でもないもの。
宝くじは、運用利益の一部を社会貢献の資金に回していることから、社会貢献活動と言えなくもないです。かなり黒に近いグレーゾーン。まぁ実際は、夢見て買う人間が大多数ではあると思います。
宝くじは、皆から集めた金の中から運営費・社会貢献に回される資金の分だけ差し引いた超マイナスサム・ゲームなので、条件はかなり悪いです。
(宝くじの還元率は50%程度なので、単純計算で100円で買ったものが50円で還ってくる感じですね)
ギャンブルの特徴について。
ゼロサム・ゲームとは、以下のような事象をいいます。
限られた資金の中でお金が流動しているに過ぎないので、「みんな儲かる」ことは絶対にないです。
ギャンブルは、胴元(主催側)が絶対に儲かる仕組みになっています。
パチンコ・スロットを例にすれば分かりやすいです。
パチンコ・スロットには「設定」というものが存在し、出玉を調整できます。
遊戯や大当たり、勝ち負けを楽しんでもらいつつ、5%前後の機械割(利益)を頂いているのが、パチンコ・スロット店です。
勝った時の利益はもちろん、パチコン店の運営費などもすべて「客が支払った遊技代金」から賄われているため、客全体でみると絶対に負け、胴元(パチンコ・スロット店)は絶対に勝つようになっています。
競馬や競輪などでも、倍率調整を行い、胴元が絶対勝つように調整されます。
胴元による流通資金の抜き行為があるため、人によってはゼロサム・ゲームではなくマイナスサム・ゲームと呼んでいる場合もあります。パチンコ・スロット・競艇などのギャンブルは、厳密にはマイナスサム・ゲームですよね。
投資の特徴について。
投資の場合、ギャンブルと同様に誰かが得をすれば誰かが損をしますが、全体のお金が増減するため、地合いによっては「みんなが儲かる」という状態も生まれます。
例えば株をみんな一斉に底値付近で購入した場合、好景気になれば株式市場へ外部からの資金流入が活発になり、株価全体が上昇します。(新興国などはこれが顕著)
これが「みんなが儲かる」状態です。
株は基本的に「買い」から入るものなので、理論上はこういう現象が起こり得ます。
※厳密には、株も信用取引で「売り」からも入ることができるので、「売り」を選択した人は儲かりませんが。
ある投資行動を「ギャンブルなのか投資なのか」決定的に分ける要因として、破産確率の概念があります。
破産確率とは、その行動を続けた結果、お金が手元に残るか破産してしまうかを表した確率のことです。
ギャンブルは基本、長期的には絶対に負けてしまうので、将来には破産が待っています。
投資の場合、正しい投資判断が出来る人間であれば「リスク分散」を駆使することで、この破産確率を小さくし、長期的には安定して勝ち続けることが可能になります。
逆に、正しい投資判断が出来る人間であっても、「大相場で勝負して大金を失う」などしてしまうと、破産への距離がグッと近づきます。
具体的には、1つの取引における最大損失額を限定させ、より多くの取引を行ってリスクを薄めるなどの方法が挙げられます。(リスクを小さくして試行回数を増やす)
FXやCFDで例えるなら、
が肝要になってくるということです。
もちろん、長期的に勝ち続けられる技術・ノウハウを極めていることが前提の話になります。
ギャンブルと投資の違いには、上記に挙げたように「流通するお金の総和が変化するかしないか」や、「破産確率の概念」などが関係してきます。
こんな所ではないでしょうか。
FXの場合はどうなのか? FXトレーダーとして15年以上生き残り続けている私の見解を以下にまとめています。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |