そういえば「資産運用と投資の違いって何だろう?」 と自分でもちょっと疑問に思ったので記事にしてみました。
資産運用は英語では(asset management)、投資は(investment)のように表記します。英語でも分類されていますね。
資産運用と投資の違いには、以下のものがあります。
資産運用 |
|
---|---|
投資 |
|
資産運用は自分の資産を増やすこと、投資は相手先の信用を買って資金援助すること、といった所でしょうか。どちらも「自分の資産を増やすこと」がゴールのひとつでもあるので、似た部分もありますね。
「FXは投機(ギャンブル)であって資産運用ではない」と言っている人も居るようですが、私自身はFXも立派な資産運用に含まれると思います。
FX(外国為替証拠金取引)は、レバレッジを利用することで元手の何倍もの取引を実現させる証拠金取引です。例えば、レバレッジを10倍に設定した場合、元手が10万円しかなくても100万円に相当する取引が可能になります。
少ない元手で大きく儲けられるチャンスがある反面、レバレッジを高く設定した場合、損失リスクも高まります。
レバレッジは国内業者では25倍まで掛けることができますが、1倍以下にすることもできます。要は、レバレッジは口座資産に対するポジションサイズによって勝手に決まるものなので、100万円の元手で100万円分の運用をすればレバレッジが1倍ということになります。1000万円の元手で100万円分の運用をすればレバレッジは0.1倍になります。
FXが投機(ギャンブル)的な側面を持っているのは、この「レバレッジを高く設定できる点」にあります。レバレッジを1倍以下に抑えれば、損失リスクを考慮した立派な資産運用に値します。またFXの場合、外貨投資よりも取引手数料が格段に安いため、比較的安全に外貨運用をしたい場合にはFXを利用した方が良いのです。
FX(為替相場)の値動きは規則性を持って動いているため、完全なランダム事象を相手にしている訳ではありません。これはFXを長年経験した人にしか分からないことですが、私のように「規則性の隙を突いたトレード」で着実に資産を増やしているトレーダーも居ます。
(ただし現状で勝てない人・退場者も多いため、絶対数は少ないと思われる)
これらも似たような言葉ですが、「資産運用や投資」と「投機やギャンブル」は別物であると思います。
「投機」はレバレッジを上げて破産リスクを高めて大金を儲ける場合などに用いる言葉です。自分の口座資金を全て投げ打って一攫千金を狙う、まさに「ギャンブル」と呼べるものですね。
いいから全財産を使って売り叩け!
売り叩け!(投機家)
こんな声が聞こえてきそうです(笑)。
アメリカの著名な投資家にヴィクター・ニーダーホッファー(BNFの元ネタの人)が居ますが、この人は一撃で全財産を失っているので、投資家というよりは無謀な投機家(ギャンブラー)だと思います。(私個人の感想)
「投機」や「ギャンブル」は破産確率を考慮に入れていない場合が多く、それを続ければ中長期的には損失に耐え切れずに口座が破産してしまいます。
資産運用や投資は、ある程度の資金力がある人間によって運用されますが、投機家やギャンブラーは潤沢な資金に乏しい場合も多い。そのため、リスクを冒して利益を狙いに行かなければならいという心情があるのも一部理解できます。
金がないからハイレバするしかないんじゃ!(貧乏トレーダー)
安全に資産運用しようとすると年利5~30%程度に収まるため、資産の無い人間にとっては、どこかで身を削らなければいつまでも資産家の領域に到達することが困難といえます。(貧乏人は貧乏人のまま)
FX歴 | 15年(2008年~) |
---|---|
年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |