IFD注文は、IF DONE(イフダン)という英語表記からきています。日本語の意味は「もし成立したら~」という意味です。
FXにおけるIFD注文とは、「最初に出した注文がもし成立したら、次の注文も入れる」という注文方式です。
IFD注文では、新規注文と決済注文の計2つの注文を連続して出すことができます。
OCO注文は異なる2つの注文を同時に出しているのに対し、IFD注文は1つの注文を連続して出しているイメージです。マルチとシングル(2連射)の違いですかね。
1.新規注文 | 売買区分、注文レート、指値or逆指値を指定します。 |
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2.決済注文 | 売買区分、注文レート、指値or逆指値を指定します。 指値は利益確定レート、逆指値は損失確定レートに対応します。 |
実際の注文例を見てみましょう。
IFD注文の分かりやすい例を簡単に紹介します。
新規注文として指値100.000円(買い)、決済注文として指値100.500円(売り)を注文します。
IFD注文では、新規注文が成立してはじめて次の注文、つまり決済注文が予約されます。1.の新規注文が通った後に2.の決済注文が入るため、先に2.に到達しても注文は成立しません。また定義上、指値決済は新規注文レートよりも高いレートで入れる必要があるため、指値決済は利益確定の意味合いを持ちます。
新規注文として指値100.000円(買い)、決済注文として逆指値99.800円(売り)を注文します。
先例と同様、新規注文が通ってはじめて次の決済注文が予約されます。また定義上、逆指値決済は新規注文レートよりも安いレートで入れる必要があるため、、逆指値決済は損失確定の意味合いを持ちます。
指値注文と逆指値注文の違いを忘れてしまった人は、下記リンク先を参照してください。
IFD注文では、利益確定または損失確定(損切り)、どちらか片方の注文しか入れることができません。(事前に)
長期投資目的でまったり保有する人はともかく、短期トレーダーとしては利益確定と損失確定の注文は同時に入れておきたいところです。
こういった場合に活躍するのがIFO注文です。IFO注文では、1.新規注文+2.決済注文(利益確定)+3.決済注文(損失確定)の3つの注文を入れることができます。
IFD注文のまとめです。
デイトレーダーにとっては不便な注文方式なので、私はほぼ使ったことがありません。(笑)
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |