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最終更新日 2023/11/30

FXの決済方法にはどんな種類があるのか?(保有ポジションの決済)

FXポジションの決済方法について紹介します。私がよく使うのは「ポジション一括決済」や「OCO決済」です。
目次
  • ポジションクローズの方法(利益確定と損失確定)
  • 1. ポジション一括決済
  • 2. ストリーミング決済
  • 3. 指値決済(利益確定)
  • 4. 逆指値決済(損失確定)
  • 5. OCO決済(利益確定および損失確定)
  • 私がよく使うもの まとめ
  • (補足)強制ロスカット

ポジションクローズの方法(利益確定と損失確定)

ここでは保有ポジションの決済方法について紹介したいと思います。

買いポジション保有中

100.094円の買いポジション保有中。

決済注文は入っていない状態。

1. ポジション一括決済

ポジション一括決済」は、私がよく使っているポジション決済方法です。

ポジション一括決済

現行レートを見ながら、現在保有中のポジションをマウスクリックで一括決済できるので非常に便利。

エントリーから決済まで非常にスピーディに行えるため、特に一日に何度も取引を繰り返すスキャルピングトレーダーなどが多用しています。

内部的には成行注文で決済処理が行われます。(成行決済)

2. ストリーミング決済

こちらも為替レートパネルを見ながら、マウスクリックにより決済する方法。

売り決済

ストリーミング決済 売り

保有中のポジションが「買い」の場合には、売値レート(Bid)をマウスクリックすると決済注文が通ります。(売り決済)

買い決済

ストリーミング決済 買い

保有中のポジションが「売り」の場合には、買値レート(Ask)をマウスクリックすると決済注文が通ります。(買い決済)

ストリーミング決済では、保有ポジションに応じて、売値・買値どちらか一方のレートパネルしか押せない仕様になっているFX会社が多い。(片方はグレーアウト)

ストリーミング決済は、スリッページ設定を0pipにしていたら約定拒否を連発するので注意。

3. 指値決済(利益確定)

マウスクリックではなく、あらかじめ約定レートをキーボード入力により予約指定します。

指値決済(買い)

指値決済とは、買い決済の場合には現在価格よりも安い価格で買い決済注文を入れ、売り決済の場合には現在価格よりも高い価格で売り決済注文を入れる注文方法です。

買いポジション保有中の指値決済(売り)は、より高い価格における決済となるため、利益確定の意味合いがあります。同様に、売りポジション保有中の指値決済(買い)は、より安い価格における決済となるためこちらも利益確定の意味合いがあります。(もちろんこの限りではなく、ポジション状況による)

保有ポジション(買い)の指値決済(売り)

買いポジション保有中

100.094円の買いポジション保有中。

指値決済(買い) チャート

100.300円で指値決済(売り)を入れます。

この場合、保有中ポジションよりも高い価格レートで売り決済されるので、利益確定となります。

4. 逆指値決済(損失確定)

こちらも指値決済と同様、キーボード入力による決済方法。

逆指値決済(買い)

逆指値決済とは、買い決済の場合には現在価格よりも高い価格で買い決済注文を入れ、売り決済の場合には現在価格よりも安い価格で売り決済注文を入れる注文方法です。

買いポジション保有中の逆指値決済(売り)は、より安い価格における決済となるため、損失確定の意味合いがあります。同様に、売りポジション保有中の逆指値決済(買い)は、より高い価格における決済となるためこちらも損失確定の意味合いがあります。(もちろんこの限りではなく、ポジション状況による)

保有ポジション(買い)の逆指値決済(売り)

買いポジション保有中

100.094円の買いポジション保有中。

逆指値決済(買い) チャート

100.000円で逆指値決済(売り)を入れます。

この場合、保有中ポジションよりも安い価格レートで売り決済されるので、損失確定となります。

5. OCO決済(利益確定および損失確定)

OCO決済は、指値決済と逆指値決済の2つの決済注文を同時に入れる注文方式です。

OCO決済(買い)

利益確定および損失確定の注文を同時に入れることができるので、OCO決済はよく利用される決済注文です。OCOなので、一方の注文が成立すればもう一方の注文はキャンセルとなります。

OCO決済(売り) チャート
  • OCO1 指値決済100.300円(売り)
  • OCO2 逆指値決済100.000円(売り)

いずれか一方の決済注文が通ったら、もう一方の決済注文は消滅します。

通常、決済注文は指値決済(利益確定)と逆指値決済(損失確定)の2つの注文を入れるOCO決済を利用する場合が多く、指値決済や逆指値決済を単独で注文する人はあまり居ません。

私がよく使うもの まとめ

熟練トレーダーの私がよく使う決済方法は以下です。

  • ポジション一括決済
  • OCO決済

特別なことをしている訳ではなく、スキャルピング時にはポジション一括決済、デイトレード・スイングトレード時にはOCO決済、といった感じで大まかに使い分けています。(普通に使っていればそうなると思います)

(補足) 強制ロスカット

評価損が拡大して証拠金不足となることで、保有ポジションが強制決済されます。(強制ロスカット)

強制ロスカットはFX会社の取引システムにより自動決済されるものであり、私たちの意志に関係なくポジション決済されます。

レバレッジコントロールを行い、健全な取引を遵守していれば、まずロスカットを喰らうことはありません。

管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。