相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/11/27

信頼性の低い通貨を触らない

取引規模の小さい通貨、その国の政情が全く掴めないようなマイナー通貨は触らないようにしましょう。
目次
  • 通貨の信頼性とは
  • 値動きの信頼性(取引規模に依存)
  • 値動きの荒さ(取引規模に依存)
  • 通貨そのものの信頼性(カントリーリスク)

通貨の信頼性とは

FXで取引できる各通貨には「通貨の信頼性」という要素があります。

この「通貨の信頼性」について、私たちが為替取引をする上で考慮すべき項目を挙げるなら以下の3つが重要になってきます。

  • 値動きの信頼性。(取引規模に依存)
  • 値動きの荒さ。(取引規模に依存)
  • 通貨そのものの信頼性。(カントリーリスク)
紙幣

値動きの信頼性(取引規模に依存)

値動きの信頼性とは、チャート上で意識されやすい節目や価格、テクニカル的要素(テクニカル指標など)に対してきちんと反応するかを指します。

  • チャート上の節目。
  • 100円、1.0000などの数値的な節目。(ダブルゼロ)
  • テクニカル的要素。(フィボナッチ、ピボットなど)

この「値動きの信頼性」は、その通貨ペアを取引するプレイヤー(市場参加者)の数・資金量に比例します。

美しいボックスに収まるドル円の5分足
美しいボックスに収まるドル円の5分足

プレイヤー(市場参加者)の数、というより動いている資金量が多い通貨ペアを触れば、無秩序で訳の分からない値動きに翻弄されるリスクが減ります。具体的にどの通貨ペアを触ればよいのかについては、以下リンク先で紹介しています。

値動きの荒さ(取引規模に依存)

プレイヤー(市場参加者)の数が少ないと、必然値動きが荒くなります。

例えばスイスフランはハードカレンシー(国際決済通貨)ですが、市場の取引規模自体は大きくありません。そのため、スイスフラン事件のような10分で1500pipsも動くとんでもなく荒い動きが起こることもあります。

スイスフラン事件 日足

スイスフラン事件の主役となったユーロスイス(EUR/CHF)。

この事件で口座資金のすべてを失うに留まらず、パニック相場でストップが機能せず、追証で莫大な借金を背負ったプレイヤーも居ます。

こんな通貨触っていたら、どんな熟練でもいつか死にます。

通貨そのものの信頼性(カントリーリスク)

  • その国の通貨、ほんとに信用できるの?
  • それらの国の経済状況をきちんと把握していますか?
  • ジンバブエドルみたいにハイパーインフレ起こす危険性は低いですか?

経済的に不透明な国の通貨は、極力触らないほうが良いです。特に、高スワップポイントで人気のあるトルコリラや南アフリカランドには注意が必要です。

管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。