相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/11/27

FX会社のサーバ落ちには2種類ある!?

現状としては、ポジション保有中のサーバ落ちに関しては、結局何もしない方がよさそうです。
目次
  • FX会社ネットワークに不具合が生じると、FX取引ツールにアクセスできなくなる
  • FX取引ツールにアクセスできなくなっても、取引サーバは生きている場合もある?
  • リスクヘッジ策が机上の空論と化す

FX会社ネットワークに不具合が生じると、FX取引ツールにアクセスできなくなる

私たちがどんなに自宅インターネット環境に配慮していても、FX会社側でネットワークトラブルが発生してしまったら正常な取引はできません。

FX取引 ネットワーク概要図

特に取引サーバが落ちてしまった場合、FX取引ツールにアクセスできなくなるのはもちろん、事前に注文していたストップロス(損切り)注文も通らなくなってしまいます。(FXの取引リスク)

FX取引ツールにアクセスできなくなっても、取引サーバは生きている場合もある?

で、私が過去、運悪くポジション保有中にFX会社のサーバ落ちに遭遇したときには、FX取引サーバ自体も落ちていたために損切り注文は通りませんでした。

ここまではいいんですが、最近のユーザ報告では、「FX取引ツールにログインアクセスできなくなったけど、サーバ復旧したら損切り注文は指値で通っていた(約定済み)」という報告が一部ありました。

この事例にまず驚いたことと、単にFX取引ツールにログインアクセスできなくなったからといって、必ずしも取引サーバも一緒には死んでおらず注文は約定される、という場合があるようなのです。

これを聞いて私は「それまずいな」って思ったんですが、要するに顧客側は保有中のポジションが正常にロスカットされるかされないかについてはサーバ落ち中には判断できず、2次対応策が取れないということになります

リスクヘッジ策が机上の空論と化す

私が2次対応策としていたのは、別口座での逆ポジションヘッジです。

リスクヘッジ サーバ落ち

「サーバ落ちが発生して損切り注文が通らなくなるのなら、別口座で逆ポジションを建てれば価格変動リスクを軽減できる」って思っていたんですが、損切り注文も正常に約定されるケースがあるとなると、新しくポジションを建てることで逆に2次被害を被ってしまうことも有り得てしまいます

  • FX会社のネットワークインフラ全てがダウンしているパターン。(損切り通らず)
  • FX会社の一部ネットワークがダウンしているが、取引サーバは生きているパターン。(損切り約定)

FX会社のサーバ落ちにはこの2種類があり、サーバ落ち中は損切り注文が正常に動作しているかしていないかが顧客側からは分からないため、黙ってサーバ復旧するのを待つしかなくなります。

取引サーバの約定状況が分からない以上、2次対応策は取れそうもありません。現状としては、ポジション保有中のサーバ落ちに関しては、結局何もしない方がよさそうです。

価格変動リスクへのヘッジは厳しいか・・・。予防策としては、資金を1箇所に集中させておかず、複数のFX口座に分散させるくらいの事しかできません。

イラスト
管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。