私たちがどんなに自宅インターネット環境に配慮していても、FX会社側でネットワークトラブルが発生してしまったら正常な取引はできません。
特に取引サーバが落ちてしまった場合、FX取引ツールにアクセスできなくなるのはもちろん、事前に注文していたストップロス(損切り)注文も通らなくなってしまいます。(FXの取引リスク)
で、私が過去、運悪くポジション保有中にFX会社のサーバ落ちに遭遇したときには、FX取引サーバ自体も落ちていたために損切り注文は通りませんでした。
ここまではいいんですが、最近のユーザ報告では、「FX取引ツールにログインアクセスできなくなったけど、サーバ復旧したら損切り注文は指値で通っていた(約定済み)」という報告が一部ありました。
この事例にまず驚いたことと、単にFX取引ツールにログインアクセスできなくなったからといって、必ずしも取引サーバも一緒には死んでおらず注文は約定される、という場合があるようなのです。
これを聞いて私は「それまずいな」って思ったんですが、要するに顧客側は保有中のポジションが正常にロスカットされるかされないかについてはサーバ落ち中には判断できず、2次対応策が取れないということになります。
私が2次対応策としていたのは、別口座での逆ポジションヘッジです。
「サーバ落ちが発生して損切り注文が通らなくなるのなら、別口座で逆ポジションを建てれば価格変動リスクを軽減できる」って思っていたんですが、損切り注文も正常に約定されるケースがあるとなると、新しくポジションを建てることで逆に2次被害を被ってしまうことも有り得てしまいます。
FX会社のサーバ落ちにはこの2種類があり、サーバ落ち中は損切り注文が正常に動作しているかしていないかが顧客側からは分からないため、黙ってサーバ復旧するのを待つしかなくなります。
取引サーバの約定状況が分からない以上、2次対応策は取れそうもありません。現状としては、ポジション保有中のサーバ落ちに関しては、結局何もしない方がよさそうです。
価格変動リスクへのヘッジは厳しいか・・・。予防策としては、資金を1箇所に集中させておかず、複数のFX口座に分散させるくらいの事しかできません。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |