私がFX取引を行う上で最も恐れ・警戒していることは、FX会社のサーバ落ちです。どんなにインターネット回線に気を配ろうが、ストップをきちんと入れていようが、FX会社のサーバが落ちてしまったら、私たちは成す術がありません。
FX会社のサーバ落ちに対しては、私たちは完全に無力です。そのサーバ落ちに対するリスクヘッジとして、口座資金を複数の取引口座に分けるという方法があります。
サーバ落ちが発生するタイミングはいくつかあります。
大体こんなところだと思います。基本的に「1.」や「2.」を原因として落ちます。
パニック相場でサーバ落ちが発生するのはある程度仕方がないことだと思います。こういったイレギュラー相場は、為替レートの配信元であるインターバンク市場そのものが大混乱している状態です。安定した為替レートを提示すること自体が難しく、スプレッドはガバガバになる傾向にあります。
パニック相場では値動きの乱高下が発生するため、それを狙った短期勢の注文が増えたり、損切り注文や手仕舞い注文などが殺到します。結果、ネットワークが重くなったり業者サーバに大きな負荷か掛かってサーバ落ちが発生してしまうことがあります。
(ポジションを持っていないなら、取引を見送るのがベター)
サーバ落ちの被害に極力遭わないようにするには、以下の項目が挙げられます。
予防策としては、取引時間帯の制限、現状相場の見極め、低品質なFX会社の排除などになります。
万が一、取引中にサーバ落ちに遭遇してしまった場合の対処策には、以下の項目が挙げられます。
メイン口座とサブ口座を設けておき、メイン口座でサーバ落ちが発生したときに、サブ口座でメイン口座のポジションとは逆のポジションを取る。(ヘッジ)
サーバ落ちによってメイン口座が不測の損失機会に見舞われてしまうことを防ぐために、現在捕まっているポジションとは逆のポジションをサブ口座で取ることによって、損失を軽減またはほぼ無効にすることが目的。
例えばドル円のロングポジションを30枚保有しているときにサーバ落ちが発生してしまった場合、円高に振れれば丸々損失になります。サーバが落ちているので損切注文を入れていても通りません。この場合、サブ口座でショートポジションを30枚保有すれば損失を相殺できます。(両建て状態)
上図はショート注文を10枚入れているので、軽減に当たります。
ただしこの方法は机上の空論かもしれません。FX会社のサーバ落ちが発生しても、障害内容によっては決済サーバが生きている可能性も否定できないからです。
実際の取引中に、適切に状況を把握して2次対応させるのは難しい。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |