こんな誤解を抱いてしまっているFX初心者も多く居るかもしれません。
こういった誤解を持ったままFX取引を続けていると、テクニカル指標というザルの研究に貴重な時間を浪費してしまったり、テクニカル指標を使いこなせなかったという理由でFXを諦めたり、テクニカル指標を使っている投資詐欺師が凄い人のように錯覚してしまいます。
誤解や投資詐欺に遭わないためにも、テクニカル指標に対するアンチ(否定派)の目線も参考にしてみてください。(私はFX歴16年のテクニカル指標アンチです)
テクニカル指標(例) |
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単純移動平均線(SMA) 指数平滑移動平均線(EMA) ボリンジャーバンド(標準) 一目均衡表 MACD(マックディ) ストキャスティックス RSI(相対力指数) |
ちょっと毒を吐きつつ、FXでテクニカル指標を使う目的を紹介します。
FX初心者が為替取引の世界に慣れてもらうために、FX会社側が「ある種の物差し」として提供している、という見解です。
FX初心者は為替取引をする際、何を目安にしてエントリーすれば良いか分かりません。言うなれば目の前が全く見えない漆黒の海に飛び込むような感覚に似ていると思います。そんなFX初心者の不安を少しでも和らげるために、利く利かないは別として物差しを与えてあげれば、それを頼りにエントリーすることができるようになります。
また、「テクニカル指標が使いこなせていないから勝てていないんだ。じゃあテクニカル指標の研究を頑張ってみよう」という、今後FXを続けるための動機も同時に与えることができます。
かなり歪んだ見方をしてしまうと「FX会社ふざけんな」と感じてしまうかもしれませんが、①FXに慣れるためのスパイス、②FXを続ける動機、③もしかしたら「テクニカル指標を使いこなして勝っている人」になれるかもしれない、というきっかけを与えてくれているので、むしろFX会社には感謝してもいいくらいだと思います。
ちなみに私は、テクニカル指標をベースとした手法で安定的に勝つことはできなかったけど、FXを続けたことでオリジナル手法を磨くことができ、それによって安定的に勝てるようになった人、に該当します。
なので、FXを続ける動機を与えてくれること自体には割と肯定的です。
一目均衡表って、表示してみると何かかっこいいですよね。
私もFX初心者の頃は、「何これ、うわすげぇ」と感動したり、FX情報サイトで一目均衡表を使っているFXトレーダーがキラキラ輝いてすごい人のように見えました。
テクニカル指標には「今自分は為替取引している」「テクニカル指標って何かかっこいい」といった錯覚やワクワク感が得られるため、FX初心者であればあるほどそこに憧れや万能感のようなものを感じてしまいます。
為替取引している気分を味わいたい人は、是非テクニカル指標を表示してみてください!(毒)
お金儲けの世界には、必ずそれを悪用する詐欺師が存在します。
テクニカル指標を表示していると、何となく自分が熟練トレーダーのように錯覚したり、相手に対して自分が凄腕トレーダーのように偽装することができます。
こういった印象操作に弱い人は、投資詐欺に騙されやすいので注意してください。
もっとも、ここで私がこういった注意勧告を行っていることを逆手に取って、逆のスタイルで悪用しようとする詐欺師も居ると思うので、このような文章をWeb上で公開してしまっている以上、抑止効果はあまり見込めなくなると思いますが。
弱っている人の心に漬け込む詐欺師にはくれぐれも注意してください。弱かったら自分が強くなりましょう。そういうストイックさがないと、投資の世界では生き残れないと思います。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |