皆さんもFX取引ツールを使っていて不便に感じた経験があるかもしれません。FX取引ツールの動作が重かったり、急に固まってしまうなどの症状はFX取引の妨げになります。特にスキャルピングトレードなど秒単位の正確さが要求されるトレードでは死活問題となります。
私が経験したことのあるFX取引ツールの不具合には以下があります。
FX取引ツールが重くなる・固まってしまう原因は大きく分けて2つあります。
パソコンのスペックが足りていないとFX取引ツールの動作が重くなります。これは突然重くなるというよりも、FX業者の取引ツールをダウンロードして使ってみた際に気が付くことなので、意外に原因の突き止めは簡単かもしれませんね。
私が昔(2010年頃)使っていた5万円くらいのノートパソコンは、スペックがやや低かったのでFX取引ツールの動作に支障がありました。注文は通るのですが少し動作が重かったので、スキャルピングは難しかったです。(思ったタイミングで注文が通らない)
CPU(クロック周波数) | 1.35GHz |
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コア数 | 2コア(デュアルコア) |
メモリ | 4.0GB |
このレベルだと現在のFX取引環境では多分アウトです。
FX取引に適したパソコンを選ぶ際には、CPUスコア(処理速度を測る推定総合値)に気を付けた方がいいです。
Intel製品で例えるなら、Intel Core i3~i5辺りなら及第点なのかな。
FX取引ツールが突然重くなる・固まってしまう原因で分かりにくいのが、ある特定の時間帯だけインターネット回線速度が落ち込んでいるという症状です。
インターネット回線速度は、接続環境によっては夜間帯(18:00~24:00の間のどこか)に速度の落ち込みが発生する場合があります。
夜間帯はインターネット利用者が増えるので、回線が混雑してインターネット回線速度が著しく落ち込むことがあります。落ち込み具合によっては、FX取引ツールの遅延にも繋がります。
特定の時間帯だけインターネット回線速度が落ち込む原因の多くは、契約しているプロバイダにあります。私自身もFX取引ツールが夜間帯だけ重くなる症状に悩まされたことがありますが、その原因はプロバイダにありました。(本症状はプロバイダを変更することで改善)
恒久的にインターネット回線速度の落ち込みが見られる場合、インターネット接続機器(モデム・ONU・ルータ・無線LANなど)に不具合が生じているケースもあるので、原因の切り分けが必要になってきます。
私が実際に遭遇したFX取引ツールの遅延について紹介します。
DMM.com証券が提供している「DMM FX PLUS」は、Webブラウザで動くタイプのFX取引ツールです。
インターネット回線速度が極端に遅くなると、画面中央にクルクルするあれが出ます。ずーっとクルクルしている場合、諦めて再ログインした方がよいです。これが頻繁に出るようなら、自宅のインターネット回線速度を調べてみることを勧めます。
マネーパートナーズが提供している「HyperSpeed NEXT」は、ローカル端末にダウンロードして使うタイプのFX取引ツールです。
インターネット回線速度が極端に遅くなると、「ログイン接続が切れました」「ネットワークが切断したため、オフライン状態に移行します」という旨のアナウンスが出ます。
画面右上の接続状態ランプが赤くなります。(上は正常な接続状態)
ヒロセ通商が提供している「LION FX」は、ローカル端末にダウンロードして使うタイプのFX取引ツールです。
インターネット回線速度が極端に遅くなると、注文ボタンを押したときに画面がフリーズします。こうなってしまった場合、一度アプリケーションを落とす必要があります。右上の×印から落とせますが、それでも落ちないようならタスクマネージャーからexe終了させるか、パソコンを再起動させます。(大体は×印から落とせる)
インターネット回線が断絶するような状態だと「一時的にインターネット回線接続が不安定になりました」というポップアップが出ます。この場合は、再度ログインし直すことになります。
上で紹介した症状は私のFX取引環境に不都合・不具合が生じていたために発生していました。
これらを満たしているのにも関わらず、FX取引ツールに不具合がある場合は、FX業者に問い合わせてみましょう。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |