GMOクリック証券といえば、かつてドル円のスプレッド0銭で話題になったこともあるFX会社です。当時は「どうやって利益を出すんだ?」と疑問に思ったこともあるが、現在ではドル円スプレッド0銭のサービスは行っていない模様。そういった経緯もあってか、国内FX会社の中でスプレッドに対する意識が高く、現在もトップクラスに狭いスプレッドを配信しています。
国内有力FX会社だけあって、顧客に有利な取引環境を提供してくれています。サーバ約定力も高く、個人的にはここが約定力No.1です。快適にスキャルピングができる環境も整っています。
また、GMOクリック証券の大きな特徴として、店頭FXと取引所FX(くりっく365)を簡単に同時開設できることも魅力の1つ。
FXネオ | 店頭FX用取引口座 |
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365FX | くりっく365用取引口座 |
FXネオ(店頭FX口座)では、業界トッククラスに狭いスプレッドでコストを抑えた短期トレードができ、365FX(くりっく365口座)では、最高水準のスワップポイントで長期投資ができます。デイトレーダー・スキャルピングトレーダーはもちろん、スワップポイント目的の長期保有トレーダーにも有利な条件で取引ができるFX総合口座として人気があります。
ドル円 | ユロドル | スワップ | 通貨 | 最低単位 | 店頭FX | クリック365 | MT4 | MT5 | |
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GMOクリック証券 | 0.2 | 0.4 | ◎ | 20 | 1000 | ○ | ○ |
スプレッドの狭さ、スワップポイントの高さ、1000通貨単位から取引可能、くりっく365口座との同時開設可能など、スペック面で非常に優秀なのが分かります。
GMOクリック証券の良い点を挙げるならば、以下があります。
GMOクリック証券の大きな強みの1つとして、平時のスプレッドの狭さがあります。国内最高水準のスプレッドを提供しており、また相場の急変動でもスプレッドが安定しているため、スピャルピングに最適です。
ドル円 | ユロドル | ポンドル | オジドル | ユロ円 | ポン円 | 豪円 | |
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GMOクリック証券 | 0.2 | 0.4 | 1.0 | 0.9 | 0.5 | 0.9 | 0.6 |
注文ポタンを押してすぐに決済ボタンが押せるので、スキャルピングが非常にやりやすい。また、決済同時発注にも対応しているので、新規注文と同時に、利益確定・損失確定の予約注文も出せる。
経済指標時のスプレッド拡大は、国内FX会社で比較してもかなり狭い部類に入ります。雇用統計(非農業部門雇用者数)、FOMC政策金利、FRB議長の発言、ECB政策金利、ECB総裁の発言といった超重要指標時でもスプレッドの広がりは限定的です。
雇用統計(非農業部門雇用者数)におけるスプレッド。この値は国内トップクラスの狭さを誇ります。100枚など大きな枚数でもこの値なので、経済指標時の乱高下相場を狙ったスキャルピングも積極的に行えます。スプレッドが元に戻るまでの時間も30秒ほどと非常に早い。(取引サーバが強い)
FX会社には、大きく分けて店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)があります。
店頭FX取引 | 短期トレード向き。1回の取引コストが安いため、1日に何度も取引を行うデイトレードやスキャルピングトレードなどをする予定であれば店頭FX取引業者が断然有利。一般に、受け取りスワップ<支払いスワップ。 |
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取引所FX (くりっく365) |
長期トレード向き。受け取れるスワップポイント額が店頭FX取引業者よりも多いため、何年も保有して外貨預金感覚で金利差を狙うのであれば取引所FX(くりっく365)が断然有利。受け取りスワップ=支払いスワップなので公平性も高い。 |
私のような短期トレーダーは、狭いスプレッドのFXネオ(店頭FX口座)でコストを抑えながら売買利益を積み重ねることができます。また、運良く高金利通貨(豪ドルなど)の底値を拾えるチャンスが巡ってきた場合には、365FX(くりっく365口座)で長期保有目的の外貨投資ができます。このような運用の使い分けができるため、FX総合口座に最適です。
口座開設時にしか狙えない高額キャシュバック。GMOクリック証券で新規に口座開設したユーザは、取引高に応じた高額キャッシュバックを貰うことができます。
国内FX業者の多くは平日午前6:00頃に10~30分のシステムメンテナンス時間を設けています。メンテナンス時間には顧客側の取引注文が一切通せなくなるため、デイトレードなどストップの浅いポジションを保有している場合に、取引不能による損失リスクが高まります。かつて、日本のFX業者がシステムメンテナンスになる時間帯を狙ったアメリカ勢による「大規模な売り仕掛け」が行われたことがあります(メンテガラ)。私も喰らったことがある被害者なので鮮明に覚えています。土日以外の平日にも、こういった顧客注文が通らなくなる時間帯があることは覚えておいた方が良いです。
GMOクリック証券ではこの平日メンテナンス時間がありません。そのため、平日であれば24時間いつでもポジションをクローズすることができます。国内FX業者の多くは平日メンテナンス時間を設けているため、他業者にはない優位な独自サービスといえます。
私は何度かGMOクリック証券の電話サポートに掛けたことがあるんですが、特に女性オペレータの対応が非常に丁寧な印象を受けました。(顧客用サポート窓口)
私の場合、一般用で掛けたときはいつも男性オペレータが出て、顧客用窓口で掛けるときは丁寧な女性オペレータがよく対応してくれました。
また掛けたくなる電話サポート!(迷惑)
GMOクリック証券の改善点や要望を挙げるならば、以下があります。
GMOクリック証券では、発注専用ツール、テクニカル分析専用ツールの2つが用意されています。
発注専用ツール「はっちゅう君FXPlus」は、文字通り素早い発注に特化した取引ツールです。テクニカル分析専用ツール「プラチナチャート」は、各種テクニカル指標が充実した分析専用ツールです。(分析専用なので発注不可)
発注専用ツールだけでもチャート分析はできますが、8時間足までしか表示できない、ラインを引けないなど出来ないこともあります。きちんとテクニカル分析するには、テクニカル分析専用ツールも同時に起動させなければなりません。(2画面立ち上げなければならないので面倒)
ツールが分かれている件については「良いと感じる人、悪いと感じる人」に意見が分かれると思いますが、私個人の意見としては1つに統合して欲しいです。
ちなみにテクニカル分析専用ツールでは、各種テクニカル指標、トレンドラインのほか、フィボナッチ・リトレースメント、ペンタゴンチャートなども表示できるのでツール自体はかなり優秀です。
これは取引には直接関係ないんですが、口座開設した後のキャンペーンイベントみたいなのはあまり見られないです。例えばヒロセ通商の食品キャンペーン、取引高キャッシュバックなど、顧客を飽きさせない工夫みたいなのは感じられないです。
言い換えれば、その分を全部「取引性能として還元している」ともいえますが、あまり余計なことをしないイメージです。
スプレッド | ★★★★★ |
スプ安定度 | ★★★★ |
指標時スプ | ★★★★★ |
約定速度 | ★★★★★ |
サーバ安定度 | ★★★★ |
取引ツール | ★★★★ |
スワップ | ★★★★★ |
総合評価 | 32点 |
私がスキャルピングトレードをする際は、GMOクリック証券を利用することが多いです。FX総合口座に最適。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |