サーバ安定度とは、一時的に取引が集中したり、相場の乱高下によって値が急激に動いたときに、どれだけ取引システムを遅延させることなく末端ユーザに安定したレートを配信し続けられるか、という能力です。
レート配信に関しては、FX会社に為替レートを提示しているカバー先金融機関が多ければ多いほど有利です。GMOクリック証券のカバー先には以下の銀行や金融機関等があります。
バークレイズ・バンク・ピーエルシー、 ドイチェ・バンク・エージー、 ユ-ビーエス・エージー、 株式会社三井住友銀行、 ゴールドマン・サックス・インターナショナル、 モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル・ピーエルシー、 香港上海銀行、 ジェーピー・モルガン・チェース・バンク・エヌエー、 バンク・オブ・アメリカ・エヌエー、 コメルツ・バンク・エージー、 シティ・バンク・エヌエー・ロンドン、 ビーエヌピー・パリバ、 株式会社三菱東京UFJ銀行、、 ノムラ・インターナショナル・ピーエルシー、 株式会社みずほ銀行、 ソシエテ・ジェネラル、 オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ・リミテッド、 ナットウエスト・マーケッツ・ピーエルシー、 エックスティーエックス・マーケッツ・リミテッド、 株式会社東京金融取引所 |
私は2014年頃からGMOクリック証券を利用しています(計9年ほど)。割と後発的に口座開設したのであまり使用歴は長くはありませんが、サーバ安定度に関して気が付いたことがあったら、その都度書き足していこうと思います。
サーバ安定度を確認するには、経済指標発表時にどれだけ安定したレート配信能力があるのかを見るのが手っ取り早いです。特に、米雇用統計(非農業部門雇用者数)、米FOMC政策金利、FRB議長の発言、ECB政策金利、ECB総裁の発言などの超重要指標時に、どのようなレート配信を行っているのかを確認するのがよいです。
米雇用統計発表直後のスプレッド。スプレッドの拡大がかなり抑えられているのが分かります。この数値は、国内FX業者間でもかなり狭い部類に入ります。SBI FXTRADE、マネーパートナーズのnanoなど、取引単位が小さい代わりに低スプレッド+原則固定を遵守しているFX業者もありますが、100枚以上の大きな枚数でもこのスプレッド配信が行われているのはGMOクリック証券くらいだと思います。(そういう意味では国内No.1)
GMOクリック証券のサーバ落ちは長いこと経験しなかったんですが、先日8年目にしてポジション保有中にサーバ落ちを喰らいました! また、公式サイトの障害情報に「サーバ落ち」が報告されることもあるので、私が知らないところでも数年に1回程度は落ちていると思われる。
「サーバが停止中です。」のメッセージ。
サーバ落ちが起こったタイミングで丁度クリック決済ボタンを押しており、実はポジションは決済されていました。ただ、決済同時発注で利益確定注文も同時に入れていたので、直前でクリック決済できたのか、それとも決済サーバは落ちておらず決済予約注文が通ったのか、どちらか分からない状況でした。
ちなみにこの写真はログイン再開後に撮ったものなので、サーバ落ち中はポジションがどうなってるのか分からない状況。右上の閲覧時間は再ログイン後の時間なので、サーバ落ちの長さは約10~15分程度。
サーバ落ちの原因はおそらく経済指標による乱高下(サーバ負荷増大)。
昨今の物価高で非常に注目を浴びていた中で発表された10月の消費者物価指数(CPI)。サーバ落ちはこの消費者物価指数が発表された21:30過ぎに発生しました。
ちなみに値動きの幅はそこまで大きくありませんでしたが、非常に早い動きで上下動があったのを覚えています。
近年のFX取引サーバはどこも非常に安定しているので、サーバ落ち自体に遭遇する確率はかなり低くなっています。GMOクリック証券もその例外ではなく、地雷を踏む確率はかなり低いです。
基本的に絶対に落ちない取引サーバは存在しないので、サーバ落ちを100%防ぐ手段はありません。サーバ落ちが発生しないFX会社を選ぶよりも、サーバ落ちが発生する前提で普段からポジション管理を行っている方が大切です。
FX歴 | 15年(2008年~) |
---|---|
年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |