スイングトレードとは、おおよそ数日~数ヶ月でポジションが完結する取引をいいます。
中には、数年単位の超長期スイングを行っている人も居ます。
私はデイトレードに落ち着きましたが、「スイングトレードが一番優れている」と考える人も多く、それに対して特に異論はありません。
スイングトレードの利点について。
一般に、チャートの時間軸が短くなればなるほどノイズによるランダム性が増します。スイングトレードの時間軸であれば、この影響は小さくなっていきます。
スイングトレードの基本は低レバレッジです。(1~3倍程度)
チャートをスイング目線で見ており、かつ低レバレッジを順守しているのであれば、突然FX会社のサーバ落ちが発生してもそれほど気に掛ける必要はなくなります。
FX会社のサーバ落ちといっても、数時間以内で復旧するケースがほとんどだからです。
スキャルピングやデイトレードの場合、チャートを見ながら現在の価格で「成行注文」ボタンをクリックして発注するのが基本だと思います。その場合、ピンポイントで入れる場所が見つかるまで、何時間もずーっとパソコンを監視している必要があります。
一方スイングトレードの場合、損失幅もある程度広く取れる(30~50pips)ので成行注文のようにピンポイントな価格で注文する必要がありません。
あらかじめエントリーしたい価格帯に「予約注文」しておくことができ、チャートをずっと見ている手間が省けます。
スイングトレードの欠点について。
見ているチャート時間軸が長いので、必然、エントリーできる場所がかなり限定されます。スイングトレードだからといって途中で適当に入るのは論外。おそらく一週間に1回、月に3~5回くらいしかエントリーチャンスはありません。時間軸をもっと長くすればエントリー機会はさらに減ります。
無事に利益確定まで辿り着ける機会はもっと少ないです。同値撤退・予想が外れて損切りもあるので、月に2~3回成功できれば御の字のレベルだと思います。また、確率が平均化・収束するのには数ヶ月掛かるので、安定して勝てる人でも月単位では負けることもあり得ます。
スイングトレードの基本は低レバレッジです。(1~3倍程度)
的中すれば100pips以上の大きな利益を上げられる反面、掛けているレバレッジが低いので利益額自体はそこまで大きくありません。
数日~数ヶ月に渡ってポジションを保有し続けるので、人によっては現在の価格が気になって仕方なくなります。常に値動きが気になってしまうので、他の時間を有効活用できなくなる可能性もあります。
逆に全く気にならない人であれば、FXに取られる時間はエントリータイミングと利益確定の確認くらいしかすることがなくなります。性格次第では、他の時間を有効活用できるともいえます。(私はできないタイプ)
スキャルピングやデイトレードと大きく異なる点に、「週をまたぐ」という特徴があります。毎回のように、週明けにガバガバに窓が開くことはありませんが、稀にとんでもなく窓が開くこともあるので注意が必要です。
金曜日の終値と月曜日の始値では、実に400pipsを超える大窓が開いている。
スイングトレードは通貨ペアによって向き不向きがあります。
私は基本、スイングトレードは行っていません。主な理由には以下が挙げられます。
ただし予想にかなりの自信があり、どうしてもポジションを取らないと後悔するような局面の場合、レバレッジを落としてエントリーすることもあります。(持ち越せば400pips狙えるときなど)
レバレッジ | 1~3倍程度 |
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利益確定 | 150~400pips |
損切り | 30~50pips |
勝率 | 3~6割程度 |
節目の逆張りが基本なので、勝率は高くても6割程度だと思います。また同値撤退・微損撤退が多くなるので、勝率はさらに下がります。その分、利益確定できた場合の利益幅は大きいです。大きなスケールの場合、400pips狙ることも珍しくはありません。
私も16年の間で、数回取れたことがあります。ユーロ円、豪円、ドル円など、クロス円の売りで取れたケースが多い。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |