対象とする時間軸が長くなることで、ユーロ円や豪ドル円などのクロス円ペアなどにも優位性(信頼性)が生まれます。
これは私の持論なんですが、デイトレードレベルの短い時間軸では、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円といったドルストレート以外の通貨ペアはオススメできません。チャートが汚いというか、綺麗に動くこともあるんですが、予想して当てることが非常に難しいイメージです。ドルストレートに慣れちゃうとダメだね、クロスペアは。
昔はユーロ円を好んでデイトレードで取引していましたが、今思うと「よくユーロ円なんて通貨ペア触ってたなぁ」と恐ろしく思います。ユーロ円もデイトレードレベルで綺麗に動くこともあるんですが、やはりドル円やユーロドルに比べると値動きの信頼性に疑問が残ります。信じて乗っかるには怖い通貨ペアというか、ユーロ円を触って外した日にゃ「ああ、やらなきゃよかった」と後悔しか残りません。
日足以上なら結構綺麗なんだけどね。トレンドラインが機能しているパターンもたまに見れます。
スイングトレードは利益確定幅・損切り幅共に広く取ることが多いため、エントリーポイントの選定が甘くなることがあります。エントリーポイントを甘く見積もっても、必ずどこかで帳尻合わせを喰らうので、スイングトレードの時間軸であってもきちんと引き付けてポジションを持つようにしましょう。
もちろん、予想が外れたら即損切りです。
ノイズが減ってチャート信頼性が増すこと以外は、デイトレードとやってることは変わりません。
損切りできない人がよくやってしまう過ちに、「損切りしたくないからストップ幅を広げる」という行為があります。
順張りしてるつもりなのに、なかなか反転しなかったり、イメージと異なるチャートを描いている場合、トレンド転換している可能性があります。すでにトレンド転換してしまっている場合、今までのチャートに沿った順張りは全て逆張りになってしまいます。そして、そういった逆張りポジションは根こそぎ狩られる運命にあります。
損切りしたくないからスイングに切り替えたところで、逆に張ってしまっている以上は、「ここまで来られたらもう諦めるわ」というような場所まで担ぎ上げられてしまうので、結局狩られることに変わりはありません。
当初の予想が外れたと思ったら、その瞬間に潔く損切りしましょう。
レバレッジ | 1~3倍程度 |
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利益確定 | 150~400pips |
損切り | 30~50pips |
勝率 | 3~6割程度 |
これは私の目安なので参考程度に。スイングトレードの時間軸では、400pipsクラスも狙いに行きます。ただし、そのクラスの大相場にエントリーできる機会は数ヶ月に1度だと思います。損切り30~50pipsはもしかしたらキツいかもしれません。広く取っても150pips以内には抑えたいところ。
色々な通貨ペアに優位性がありますが。
スイングトレードはエントリーから利益確定までの時間軸が非常に長いため、FX初心者では十分な経験値を積むのに時間が掛かります。個人的にはデイトレードで揉まれてから始めた方が良い気はします。
普段はデイトレード・スキャルピングトレードで凌ぎながら、数ヶ月に1回の絶好のスイングトレード機会を狙うのが理想ですが、熟練トレーダーじゃなきゃ切り分けが難しいかもしれません。
待ち切れずに途中で入ってもいいですが、損切りリスクが増えるので注意。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |