デイトレードとは、翌日へのポジション持ち越しがなく、基本的に1日で完結するトレードをいいます。取引1回におけるエントリー時間は、おおよそ5分~4時間程度だと思います。
そういう意味ではスキャルピングトレードもデイトレードに含まれますが、ここでは分けて考えたいと思います。
FX経験15年間の中で、スキャルピング、デイ、スイング、いろいろな時間軸での取引経験を重ねてきましたが、最終的に私が行き着いたのはデイトレードです。
値動きには、1日単位でその日のテーマがあります。例えるなら、以下のようなテーマが挙げられます。
ロンドンフィキシング(24:00)に向けて、1日単位で目標とする値動きテーマがおおよそ決まっているので、デイトレードではこの値動きテーマに沿ってポジションを取ることになります。テーマも何もないと、単なる荒波に身を投じるようなものですが、ある程度の流水方向は決まっているので予想が立てやすいです。
デイトレードの利点について。
スキャルピングトレードが1秒~5分の短期決済であるのに対し、デイトレードは時間に余裕がある分まとまった値動きを狙いにいくことができます。エントリー機会は減りますが、その分損少利大を狙いやすく、1日に何度もエントリーする必要性がなくなります。ポジション効率が上がるようなイメージです。
私が長い為替経験の中で見つけ出した「お決まりパターン(勝率9割超え)」も、基本的にデイトレードの中で発生します。次の動きがほぼ確定するようなアルゴリズム的な値動きは、このデイトレードの中で探すことができます。
週末のポジション持ち越しがないので、週明けの窓を気にする必要がありません。安心して週末を過ごせます。
デイトレードの欠点について。
一般に、チャートの時間軸が短くなればなるほどノイズによるランダム性が増します。
デイトレードの土俵となる短期トレンドは、1日単位で変わることも珍しくありません。そしてこの短期トレンドは、長期トレンドを読むよりも難しいです。(通貨相関と熟練が必要)
こんな時間軸的ジレンマに悩まされるのもデイトレードの特徴です。
毎日毎日、短期トレンドを読んで新しい勝負を挑む感覚なので、スイングトレーダーからすると大変に感じると思います。初心者や未熟な経験者が行うと、損切り貧乏になってしまう可能性があります。
デイトレードは通貨ペアによって向き不向きがあります。
FX経験15年間の中で、スキャルピング、デイ、スイング、いろいろな時間軸で取引経験を重ねてきましたが、最終的に私が行き着いたのがデイトレードです。スイングに行き着く人も居れば、スキャルピングに行き着く人も居るかと思います。中庸はあまり好まない私ですが、FXのトレードスタイルに関しては、何だかんだでデイトレードに落ち着きました。
通貨ペア | ユーロドル、ドル円(ほぼこの2ペアのみ) |
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取引時間帯 | 16:00~24:00(欧州時間) |
レバレッジ | 3~8倍 |
利益確定 | 15~30pips(尻尾はくれてやってる事が多い) |
損切り | 15~18pips(このくらいに抑えたい) |
勝率 | 7~8割程度(局面や選択手法により異なる) |
きちんとエントリーできれば、15pips以上のまとまった利益幅が狙えます。損失幅も大きくはないので、損少利大を狙うことができます。勝率については、エントリー時の戦略によって変わってきます。私はデイトレードには、「ストップ狩りを狙う手法」と「お決まりパターン」を使っています。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |