スキャルピングとは、比較的短いスパンでの取引を繰り返す行為をいいます。時間的にはおおよそ5分以内には取引が完了します。1~5秒など特に短いスパンでの高速取引を秒スキャとも呼んでいます。
為替相場が急変動していない限り、頻繁に値が乱高下することはないので、平時にスキャルピングで取れる値幅は0~8pips程度だと思います。値幅については通貨ペアによっても異なりますが、ドル円やユーロドルの場合ではそのくらいになるかと思います。
為替チャートは1~5分足レベルでも機能するので、スキャルピングの腕を磨いているトレーダーも居ると思います。私は疲れるのであまりしません。100回を超えるエントリーを毎日行うとか、集中力が持たないし体力的にもキツいと思います。
スキャルピングの熟練者は、何百枚という枚数のポジションを秒単位でガンガン高速取引します。これはFX会社にとってはあまり喜ばしい事ではなく、サーバに大きな負荷が掛かったり、FX会社側に不利益となる場合があります。そのため、FX会社によっては「取引時間が十数秒以内の短期売買」を繰り返し行うことを禁止している業者もあります。
FX会社は顧客のポジションに対して相対取引(逆ポジションを取る)をしてヘッジをしているらしいですが、高速スキャルをすることで影響がどの程度でるかについては私は詳しくありません。
「スキャルピングのし過ぎで口座を凍結された」という声も聴きますが、基本的にかなりマイナーなケースだと思います。多くのFX会社ではある程度の高速スキャルは目を瞑ってくれます。口座凍結されても別に口座資金が没収される訳ではないので、そこまで神経質になる問題でもないように思います。
私は複数のFX口座を保有しており、定期的な約定力チェックなどを行っています。より顧客に良い取引条件を提示してくれるFX会社で運用したいため、こういったチェックは定期的に行っています。私が使っているFX会社のスキャルピングに対する方針は以下です。
GMOクリック証券 | おそらくスキャルピングOK |
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DMM.com証券 | 過剰なスキャルピングNG(口座凍結) |
ヒロセ通商 | スキャルピングOK(公言) |
※情報の正確性については当サイトでは保証しかねます。必ず各FX会社への問い合わせまたはヘルプ等を確認してください。
私が使っているFX会社の中では、DMM.com証券がスキャルピングに対して厳しい印象です。
私も昔、50枚程度のスキャルピングで100回を超える取引を行ったことがありますが、トータルで取れたのは20~30pips程度だったと思います。次の日は疲れてチャートを見る気にもなりませんでした(笑)。それだけ集中力が要る作業ですし、脳への疲労蓄積がハンパなく溜まります。体力的に続かないし、心労がすごいので私は断念しました。運による部分もあるため、熟練者がやっても3歩進んで2歩下がるような取引になるかと思います。(※これは私の腕が悪いのかな)
このときは別にFX会社側から何のリアクションもありませんでした。枚数限界までポジってこれを1ヶ月繰り返したら、また対応が変わってくるのかな? FX歴は15年を超えますが、今までに私が口座凍結を喰らったことはありません。
私の周囲で「スキャルピングのし過ぎで口座を凍結された」という声は挙がっていません。ただ、世の中には口座凍結された人も居るようなので、スキャルピングのし過ぎには注意です。
(新たな口座開設が面倒という意味で)
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |