相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/12/12

国内FX会社をスワップポイントで比較

FX会社によっては、「買いスワップ」と「売りスワップ」に大きな乖離があるFX会社もあるので、スイングトレーダーには影響が出てくると思います。(マイナススワップを背負いながらのスイングは基本的に不利)
目次
  • スワップポイントとは(おさらい)
  • 基本的に、取引所FX(くりっく365)のスワップポイントが最強
  • 取引所FX(くりっく365)のスワップポイント額
  • FX会社のスワップポイント比較表(店頭FX)
  • 店頭FX・くりっく365の両方が取引できるFX会社
  • スワップポイント 知っておきたい豆知識

スワップポイントとは(おさらい)

FX取引は、米ドルと円、ユーロと円といったように必ず2国間で通貨取引を行います。通貨には金利というものが存在しており、金利は各国によって異なります(各国中央銀行の政策金利)。そのため金利差の調整という概念が生じてきます。スワップポイント(金利差調整分)とは、2国間で発生している金利差を埋めるために、毎日受け取れる(または支払う)お金のことです。

スワップポイント

高金利通貨の代表としては、オーストラリアドル(豪ドル)以前までは)、ニュージーランドドル(キウイ)、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソなどがあります。スワップポイントを狙うのであれば、これら高金利通貨と円やスイスフランといった超低金利通貨とのペアを選択することで、より高額なスワップポイントを受け取ることができます(キャリートレード)。

具体的には豪円、キウイ円等のロング(買いポジション)を選択することで「高金利通貨-低金利通貨」の金利差を狙うことが出来ます。

政策金利はその国の経済状況や世界経済の動向に左右されるため、必ずしも今挙げた国の通貨が今後も高金利に推移し続けるとは限らないので注意が必要です。

基本的に、取引所FX(くりっく365)のスワップポイントが最強

FX会社には大きく分けて店頭FX取引取引所FX(くりっく365)の2つがあります。

店頭FX取引 短期トレード向き。1回の取引コストが安いため、1日に何度も取引を行うデイトレードやスキャルピングトレードなどをする予定であれば店頭FX取引業者が断然有利。一般に、受け取りスワップ<支払いスワップ。
取引所FX
(くりっく365)
長期トレード向き。受け取れるスワップポイント額が店頭FX取引業者よりも多いため、何年も保有して外貨預金感覚で金利差を狙うのであれば取引所FX(くりっく365)が断然有利。受け取りスワップ=支払いスワップなので公平性も高い。

単純にスワップポイントだけを狙うのなら、取引所FX(くりっく365)の方が有利です。店頭FX取引では各FX業者が自由にスワップポイント額を決めれるため一貫性がなく、また取引所FX(くりっく365)よりも受け取れるスワップ額が少ない傾向にあります。(遜色ない業者も一部あります

取引所FX(くりっく365)のスワップポイント額

受け取れるスワップポイント額については、取引所FX(くりっく365)を基準に考える。この値に対してどれだけ乖離しているかで、店頭FX取引業者のスワップポイント大小が分かります。

くりっく365のスワップポイント
ドル円 豪円 キウイ円 南ア円 リラ円 ペソ円
224 -224 123 -123 143 -143 17.2 -17.2 30 -30 25 -25

くりっく365取扱FX会社のスワップ額は、どこも一律同額

取引所FX(くりっく365)の取扱FX会社の場合、どのFX会社で口座開設してもスワップポイント額は取引所が提示する値を参照するので一律同額になります。

FX会社のスワップポイント比較表(店頭FX)

店頭FX会社のスワップポイント比較表を作ろうと思いましたが、基本的にスワップ狙いなら取引所FX(くりっく365)の方が有利ですし、また情報量も膨大になってしまうので◎○△▲」の四段階評価で表したいと思います。

クリックで順序変更
ドル円 スワップ 南アランド
(ZAR)
トルコリラ
(TRY)
メキソコペソ
(MXN)
口座開設PR
マネーパートナーズ 0.0
GMOクリック証券 0.2
DMM.com証券 0.2
ヒロセ通商 0.2
JFX 0.2
外為どっとコム 0.2
松井証券 0.2
IG証券 0.2
サクソバンク証券 0.3
OANDA証券 0.4

店頭FX・くりっく365の両方が取引できるFX会社

スプレッドが狭い店頭FXでデイトレード・スキャルピングを行いつつ、くりっく365でスイングトレードの機会を待つ」という戦略を取りたい人向けに、店頭FX、くりっく365の両方が取引できるFX会社があります。FX業界大手のGMOクリック証券です。

店頭FX会社で優秀なスワップポイント(くりっく365と変わらない)

店頭FX会社でありながら、くりっく365と変わらない高水準のスワップポイントを提供しているのがDMM.com証券です。

DMM.com証券のスワップポイント
ドル円 豪円 キウイ円 南ア円 リラ円 ペソ円
221 -224 120 -123 138 -141 19 -22 -- -- 27 -30
くりっく365のスワップポイント
ドル円 豪円 キウイ円 南ア円 リラ円 ペソ円
224 -224 123 -123 143 -143 17.2 -17.2 30 -30 25 -25

スワップポイント 知っておきたい豆知識

店頭FX会社のスワップポイントについての豆知識。

スワップポイント3倍デー

店頭FX会社の中には、土日分のスワップポイントを別の曜日に振り替えて「スワップポイント3倍デー」を設けている場合があります。どの曜日がスワップポイント3倍デーに該当するかについては、各FX会社のスワップポイント一覧表をご参照ください。

店頭FX会社でも、高金利通貨のスワップポイントを優遇?

一般に取引所FX(くりっく365)の方が受け取りスワップ額が優遇されますが、DMM.com証券など一部の店頭FX会社でも、くりっく365に準ずる高スワップを提示しているFX会社もあります。またスワップポイント額も自由に設定できる店頭FX取引では、支払いスワップを多めに徴収して、高金利通貨の受け取りスワップを取引所FX(くりっく365)並に引き上げている業者もあります。(ヒロセ通商など)

スワップポイントを途中で受け取れるFX会社もある

基本的にスワップポイントはポジション決済と同時に清算されますが、FX会社によっては、スワップポイントだけ途中で受け取ることができる所もあります。ただし、このサービスを取り扱っているFX会社は少ないです。

スワップ金利で得た分を証拠金に再分配して新たなポジションを取れると喧伝されたりもしますが、ポジション保有中であってもスワップポイント分は証拠金維持率に反映されるのでその点は大差ないと思います。

あと「スワップポイントの個別決済」は、多分その時点で利益が確定してしまうので、税金の繰り越し処理に影響が出てくると思います。(負け越し分の来年度減税に響くなど)

私が使っているFX会社
GMOクリック証券
  • 業界大手
  • スキャル、デイトレ、スイングどれも対応できる口座
  • 50枚以上のデカい玉をデイトレでぶちかます用
  • スプレッドが国内トップクラスに狭い
  • くりっく365口座も同時開設でき、スワポ長期投資にも向く
  • 穴が見当たらない総合力の高いFX会社
使用感など
DMM.com証券
  • 業界大手
  • スキャル、デイトレ、スイングどれも対応できる口座
  • スプレッドが国内トップクラスに狭い
  • スワップポイントが高水準(くりっく365と比較して遜色ない)
  • お金を出すところにはドンと出す印象(経営が上手い
  • 近年かなり攻めた(顧客有利な)取引条件を提示しており、さすがに触る機会が増えた
使用感など
ヒロセ通商
  • スキャル、デイトレ用(スイングはお勧めしない)
  • ここのチャートを観ることが多い(レート表示がパカパカ早い
  • 食品配送してくれる(自営の食品工場あり)
  • スプレッドが国内トップクラスに狭い(最近やや不安定
  • マイナススワポは不利なので注意(プラススワポは優遇)
使用感など
管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。