専業トレーダーと学ぶ、FXの基礎・応用
FX歴11年 専業トレーダーと学ぶ、FXの基礎・応用

経済指標でトレンドが決まる訳ではない (FXの短期トレード)

売買サインが点灯している状態下においては、経済指標の結果が予想より良くても悪くても、すでに点灯している売買サインを壊すことはできません。(経済指標の結果は関係ない)
  • 経済指標の結果が良かろうが悪かろうが、最初から値動きは決まっている
  • なぜそう断言できるのか
  • 指標結果が良いのに下落してしまう理由
  • つまるところ、テクニカル分析だけで十分対応できる (※短期トレード)
  • 例外や未知数な部分もあり

経済指標の結果が良かろうが悪かろうが、最初から値動きは決まっている

たまに「経済指標の結果を予め知っていれば勝てるのに」なんて意見を耳にすることがありますが、これは勘違いなので注意しましょう。経済指標の結果が良かろうが悪かろうが、最初から値動きは決まっているので、経済指標の結果の善し悪しを考えても意味がありません。

FX 米雇用統計発表直後の為替相場

米雇用統計発表直後の為替相場

シェレディンガーの猫で例えると、「観測する前から結果が分かってしまっている」ということになります。

なぜそう断言できるのか

「なぜ相場が動く前から値動きを知っているんだ?」という点についてですが、FXにはほぼ次の値動きが確定している状態というものがあります。いわゆる「売買サインが点灯している状態」のことです。これは私がFXを11年続けている中で見つけたものですが、売買サインが点灯している状態下においては、経済指標の結果が予想より良くても悪くても、すでに点灯している売買サインを壊すことはできません

この事実を知ってから、「なんーだ、経済指標の結果なんて見ても全く意味がないんだな」と思うようになりました。その事実を知って以降、経済指標の結果は一切見なくなりました。

指標結果が良いのに下落してしまう理由

経済指標の結果が予想よりもずっと良かったのに、最終的には下落した(悪材料として捉えられた)経験とかありませんか?

こういうケースでは、すでに売買サインが下落する方向に点灯しており、そのチャートサインを壊せなかったことが推測されます。もちろん、一時的に動ける範囲で反発が起こることもありますが、それが劇的なトレンド転換を呼び起こす材料になることはありません。

経済エコノミストが相場の反応に対して、あれこれ理由を付けようとしている姿が滑稽に見えてきます。

下落イメージ

つまるところ、テクニカル分析だけで十分対応できる (※短期トレード)

これらの理由から、私は経済指標の結果なんてアホらしくていちいち確認していません。それよりも、今後どういうシナリオで値動きが推移するのかを予想しておいた方が有益です。(※FXの短期トレード)

経済指標発表後の荒い値動きであってもテクニカルは通用するので、臆せずどんどんエントリーしてOKです。売買サインがすでに点灯している状態を認知できるようになれば尚良し。(※ただしこれに気が付くには長いトレード経験が必要です)

「テクニカル通りに動く」というのは、FX初心者がはめ込まれやすいダマシ的な値動きも含めてのテクニカル分析全体を指す言葉です。

例えば、経済指標の結果を受けて相場が下落あるいは抵抗をブレイクしたとしても、その後にテクニカル的なポイントに到達すれば、それを契機に上昇反転することも十分考えられます。「経済指標の結果で下落したんだからトレンドは下だ」と勝手に決めつけてエントリーしないように。 (つまり適正なチャート分析方法を磨けということ)

為替相場を動かしてる奴らに同調しよう

例外や未知数な部分もあり

1つだけ例外を挙げておくと、要人発言や政策金利については超サプライズが起こった場合には私にもどうなるか分かりません。極端な例を挙げれば、「今から政策金利を300%にします」なんてことを政府中央銀行が発表すれば多分トレンドはブチ壊されると思います。(※金利300%は、1997年のアジア通貨危機において、香港ドル防衛のために通貨当局が実際に引き上げた金利レート。これにより多くのヘッジファンドが焼かれたらしい)

定期的に発表される経済指標とは違うけど、要人発言や政策金利にはこういった怖さがあります。