相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/11/23

エコノミスト・為替アナリストの言っている事はかなり適当(いい加減)

権威者・見た目に惑わされてつい信用してしまわないよう、正しい物事と偽りの物事を見分ける嗅覚を自分自身で磨いていきましょう。
目次
  • 「ああ、こいつら分かってねーんだな」と思った瞬間
  • それらしい後付けがあれば通ってしまう世界
  • プロの為替ディーラーに失笑した出来事
  • 評論家なんてそんなもんだ

「ああ、こいつら分かってねーんだな」と思った瞬間

報道ニュースでよく、「ニューヨークダウの影響を受けて下落」とか「為替アナリストの分析では~」なんてフレーズを聞いたことがあると思いますが、「ああ、こいつら分かってねーんだな」と思うことがたまにあります。

為替チャートには「次の値動きがほぼ決まってしまうチャート形」というものが存在し、この売買サインは私を含め長い経験を積んだ為替トレーダーにしか読み取れません(経験を積んでも気が付けない人も居る)。例えば「下落して最安値更新することがチャートサインで出現しており、下落は1ヶ月前からおおよそ分かっていた」なんて事も結構あります。

ところが報道ニュースなどでは、「今回の下落はニューヨークダウの影響を受けて」だの「雇用統計の結果が先月よりも悪化したため」などと取って付けたような後付けによって締めくくられることがよくあります。

こういうのってエコノミストや為替アナリストが間に入って助言してるんですよね、多分。

ニュ-ス

それらしい後付けがあれば通ってしまう世界

単なる報道ニュースの、ほんのわずか1コマの世界なので、為替相場なんて知らない大半の人にとっては、何となくそれらしい理由付けがあれば「ふ~ん」で納得してしまうんだと思います。

私からすると「いい加減なこと言ってんなぁ」って思うんですが、案外それらしい後付けの方が大衆向けの報道ニュースとしては良いのかもしれません。

プロの為替ディーラーに失笑した出来事

ある為替ディーラーが、アメリカの著名なエコノミスト予想を基に為替ポジションを持っていたときの話です。いざ予想していた経済指標が発表されると、エコノミストの予想は大外れ。為替ディーラーは大損をしてしまい、エコノミストに対してブチ切れたという話がありました。

私はこの話を聞いて「どっちもバカじゃね?」って思ったんですが、この為替ディーラーは大手金融機関のチーフクラスと、そこそこのご身分の模様。

「大手金融機関のチーフディーラーですらこのレベルかよ」と、正直失笑してしまった。

そもそも経済指標(1月分)の結果で為替相場のトレンドが直接影響を受けることはほとんどなく、経済指標の結果を予想すること自体にはあまり意味がありません。大手金融機関のチーフディーラーがその事実を知らなかったことと、エコノミストの予想なんかでポジションを持っていたことに、失笑というか幻滅してしまいました。

自分で予想した方がマシやで

評論家なんてそんなもんだ

為替の世界に限らず、世の中の評論家なんてそんだもんなんだと思います。権威者・見た目に惑わされてつい信用してしまわないよう、正しい物事と偽りの物事を見分ける嗅覚を自分自身で磨いていきましょう。

管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。