FXを長年続けていると、なかなか月利が乗らなかったり、勝ってもその次に悪い展開が続いてせっかくの勝ち分をチャラにさせられたりと、非常にストレスの溜まる展開が続くこともあります。私の場合、大体そんな月は収支が微益で終えることが多いんですが、この辺は値動きを相手にする商売(?)なので仕方がないかなと割り切っています。逆にアベレージ以上に儲かる月もあるので良いとしてます。
大事なのはこんな時でも「気持ちを焦らせない」ことです。気持ちが焦って前のめりになると強引な取引が増えたり、普段ではセーブできている衝動が抑えられなくなることがあります。
FXはメンタルコントロールを見失うと非常に危険です。
メンタルが不安定だと、冷静な時には考えられないような行動を起こしてしまうこともあります。細かな負けがちょっと続いたからといって、気持ちが焦っているとポジポジ病を誘発したり、いつの間にか普段では考えられないようなハイレバ取引をして資産を大幅に減らしたりと。
後になって冷静に気が付いても遅いんですよね。
自分を制御しているのは自分自身なので、機械のように常に冷静でいられ続けることは簡単なようで実際はなかなか難しいものです。私はFXを16年も続けているのでさすがに慣れましたが、メンタルコントロールに関しては、実践の中で慣れるしかないとしか言えません。
気持ちが押されているから軽々に勝ちに走る。勝ちを急がなきゃ勝てた。ほんの2~3巡我慢すれば勝てたのに。
何を恐れているんだか。
これアカギのセリフなんですが(笑)、心境的にはこんな感じに似ていると思います。
アスリートなど勝負の世界でも同じですが、いかに自分のメンタルをコントロールできるかが勝敗を左右する局面が多いと思います。特にFXで勝てる手法や実力を身に付けた人間でも、メンタルが不安定になるとたちまちバランスを崩してしまうことがあります。
こんな経験をしたことがあると思います。もちろん未熟な時期の私にもありました。
気持ちが焦っているから、気持ちが押されているから、軽々に結果を求めようとする。
FXで大負けしてしまうときは、大概ムキになって取引している時や、リターンに見合わないリスクを背負って取引している時です。朝には口座資金があったのに、冷静さを失ってあれよあれよと相場に翻弄され、気が付いたら口座破産していたなんてのは、他人事ではなくあなたにも起こり得る事態なのです。
イライラする展開が続く時には、私は以下のことを考えて心を落ち着かせています。
一旦冷静になってこれらの言葉を心で暗唱するだけでも大分違いますよ。特に、勝てるようにはなってきたけどメンタルコントロールで悩んでいる人には効果があると思います。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |