ストップとはストップロス、つまり損失を限定するための措置のことです。
為替相場は、どうなるか分からない未来を予想する取引です。予想が当たって利益が出ることもあれば、外れて損失を出すこともあります。通常であれば、外したときの損失を限定するために、傷の浅いうちにポジションを手放すためのストップ注文を出します。
ストップ注文に到達することを「ストップに引っ掛かる」と表現します。また、これら一連の損失限定のための行為を、別名「損切り」とも呼んでいます。
ストップが溜まる仕組みについて考えていきましょう。
FX取引において、「買い」と「売り」はワンセットになっています。
通常、ポジションを取る際には、「どこで利益確定するのか」「どこで損切りをするのか」を決めてから入ります。
利益確定ラインや損切りラインについて、その場所を意識する人間が多ければ多いほど、その場所に「決済注文」が溜まることになります。
上のチャートでは、「119.975」という価格が強く意識されています。重要な節目ほど、ストップ爆弾が溜まっていきます。損失限定のためのストップ(決済)の注文は、分かりやすい高値・安値に設置されることが多い。
意識する人間が多ければ多いほど、ストップが溜まる。
察しのよい方は何となく想像出来るかと思います。特定の価格帯にストップが溜まっていくとどういう値動きをするのか、そうです「ストップ狩り」の発生です。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |