押し目とは、読んで字のごとくトレンド相場において大きく値を押し戻すポイントをいいます。
上図では、上昇トレンドにおける押し目の位置を記しています(2ヶ所)。
押し目を転換点として、直近の下落を大きく押し戻して高値更新を果たし、上昇トレンドが継続しているのが分かるかと思います。押し目から高値更新を果たしているところがポイントで、高値更新を果たせない押し目は押し目ではありません。上昇相場における押し目とは、上昇トレンドのチャネル下限にあるもうこれ以上落ちない価格帯ということになります。
FXや株の話をしていると、「押し目買い」や「戻り売り」という言葉を耳にすると思います。押し目買いとは、先述のような上昇トレンドにおける押し目において買いポジションを持つことをいいます。一方、下落トレンドにおいては押し目という言葉は用いず、戻りを売り叩く売りポジションを持つことを「戻り売り」と呼んでいます。
上昇トレンドにおける押し目で買いポジションを持つ。上昇トレンドにおける押し目は、もうこれ以上落ちないであろうと想定される価格帯になります。利益確定は高値更新のタイミングで行うのが理想的です。トレーリングストップ(損切り位置の移動)を行い、そのまま保有し続けるという手もあります。押し目買いは、上昇トレンドがまだ続くという前提がなければ成立しません。
下落トレンドにおける戻り位置で売りポジションを持つ。俗に「押し目売り」とは呼ばないので、「押し目売り」と言ったら笑われるかもしれません。戻り売りの場合も同様に、安値更新で一旦利益確定してしまっても良いです。
押し目買いと戻り売りで結果を出すためのポイントを簡単に紹介します。おそらくこれを徹底しなければ長期的な視点では結果が付いてこないと思います。
今後もトレンドが継続するという前提が必要なため、押し目買いも戻り売りも口で言うほど簡単ではありません。短い足では頻繁にトレンド転換が起こるため、最低でも4時間足~日足くらいの時間軸で見た長期トレンドに沿った方がよいです。
FX歴 | 16年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |