高値更新・安値更新した後の動きには独特なものがあります。
「119.975」のストップを狩った後、相場が急反転。この動きに関する詳細は下記リンク先で紹介しています。
つまるところ、
ブレイクアウトする瞬間、つまり直近高値安値のストップ狩りが行われる瞬間まではある程度予想することができるが、ブレイクアウトした後の動きを正確に予想することは難しい。(ランダム性が増す)
ということです。
一見するとレンジ相場から高値安値ブレイクを確認してからエントリーするのが確実なように思えてしまいますが、実は全然利益が出ないばかりか、むしろその価格帯が天井や底になる危険性すらあります。
「逆噴射するリスクのある高値・安値更新後の領域で、危険を冒して新たにポジションを取る必要はない」ということです。
ただし、ブレイクアウト直後に乗っても、十分利益が上げられるケースもあります。チャートの形や他通貨ペアとの相関によっては、ブレイクアウト直後に30pips以上走ることもあります。
一概に「使えない」とは言い切れない手法であることが、未練の残るところですね。
レジスタンスラインのブレイクアウト。
4時間足レベルの安値更新後、30pips下落。その後、大幅に買戻しが入る。
ブレイクアウト手法は、高値・安値という相場初心者が見ても分かりやすいポイントを目印としているために、ブレイクアウト手法に過度な期待や可能性を持ってしまう初心者も多いかと思います。
私の場合、基本的にブレイクアウトに追従することはしません。
すでに説明したように、ブレイクアウト直後の値動きを正確に当てることは難しく、そのために素早い撤退を心掛けなければならず、わずか数pipsしか利益を上げられないことも多いからです。
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |