相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/11/22

ブレイクアウト手法が使えない理由(初心者ハメ込みの原理)

高値安値ブレイクアウト後は、利益確定によって大きく値が押し戻されることがあります。また、トレンド転換のトリガーになることもあるので注意です。(ストップを狩って終わりのパターン)
目次
  • こんな経験、ありませんか?
  • 高値更新・安値更新した後の値動き
  • ブレイクアウトを確認してからエントリーしたのでは遅い
  • ブレイクアウト手法が有効になるケースもある
  • 私の場合

こんな経験、ありませんか?

  • 高値更新・安値更新をちゃんと見届けた後にエントリーしたのに、俺がポジった場所が天井or底だった。
  • 高値更新・安値更新はしたけども、全然走らずに逆噴射された。
少しだけ安値更新してから、買い戻されるパターン1
少しだけ安値更新してから、買い戻されるパターン1
少しだけ安値更新してから、買い戻されるパターン2
少しだけ安値更新してから、買い戻されるパターン2

高値更新・安値更新した後の値動き

高値更新・安値更新した後の動きには独特なものがあります。

  • 高値更新・安値更新後は、利益確定によって大きく値が押し戻されることがあります。
  • 高値更新・安値更新後は、トレンド転換する恐れがあります。(逆の方向に
ストップ狩り後の相場反転

119.975」のストップを狩った後、相場が急反転。この動きに関する詳細は下記リンク先で紹介しています。

つまるところ、

ブレイクアウトする瞬間、つまり直近高値安値のストップ狩りが行われる瞬間まではある程度予想することができるが、ブレイクアウトした後の動きを正確に予想することは難しい。(ランダム性が増す

ということです。

ブレイクアウトを確認してからエントリーしたのでは遅い

一見するとレンジ相場から高値安値ブレイクを確認してからエントリーするのが確実なように思えてしまいますが、実は全然利益が出ないばかりか、むしろその価格帯が天井や底になる危険性すらあります。

「逆噴射するリスクのある高値・安値更新後の領域で、危険を冒して新たにポジションを取る必要はない」ということです。

カメ

ブレイクアウト手法が有効になるケースもある

ただし、ブレイクアウト直後に乗っても、十分利益が上げられるケースもあります。チャートの形や他通貨ペアとの相関によっては、ブレイクアウト直後に30pips以上走ることもあります。

一概に「使えない」とは言い切れない手法であることが、未練の残るところですね。

レジスタンスライン ブレイクアウト

レジスタンスラインのブレイクアウト。

ポンドドル ブレイクアウト

4時間足レベルの安値更新後、30pips下落。その後、大幅に買戻しが入る。

ブレイクアウト手法は、高値・安値という相場初心者が見ても分かりやすいポイントを目印としているために、ブレイクアウト手法に過度な期待や可能性を持ってしまう初心者も多いかと思います。

私の場合

私の場合、基本的にブレイクアウトに追従することはしません。

すでに説明したように、ブレイクアウト直後の値動きを正確に当てることは難しく、そのために素早い撤退を心掛けなければならず、わずか数pipsしか利益を上げられないことも多いからです。

管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。