私は普段、複数のFX会社の取引ツールを開いて為替取引しています。先日、某FX会社()の為替レートを眺めていたら、明らかなレート遅延が発生している現象に遭遇しました。
(名前は伏せておきます)
約8秒もレート遅延していたので、他社の為替レートを目視で確認してから、某FX会社でエントリーすることも十分に可能なタイムラグでした。
複数のFX会社の取引口座を持っている方は分かると思いますが、FX会社間で為替レートの遅延は基本的に起こりません。
為替レートの遅延は、FX会社存続の死活問題だからです。
もし他のFX会社よりもレート表示が遅いFX会社が存在したら、そのタイムラグを狙われてしまいます。
一応、国内のFX業者は相対取引(顧客のポジションとは逆のポジションを同時に取ってヘッジ)を行っていますが、為替レートが遅延することでこのヘッジも難しくなることが予想されます。
そうなってしまうと顧客が為替差益を抜き放題になり、おまけにヘッジも遅れるのでFX会社には不測の損失リスクが発生してしまいます。
で、為替レートの遅延という「顧客側にとって千載一遇(絶対勝てるマン)のチャンス」に私はリアルタイムで遭遇したのですが、実際には取引を行わずじっと静観してました。
「あれ? このレート遅延、○○○(某FX会社)が潰れるんじゃね?」
と思うくらい豪快なタイムラグが発生していたので、ちょっとビビっちゃったのもあります。
多分、そのままエントリーしてたら抜き放題だったんですが、くだらない事で口座凍結されたくなかったし、何より○○○(某FX会社)の方を心配していた面もあります。
実際に取引しなかったんでアレですが、成行注文とか普通に通ったんだろうか?
もしかしたらリスク回避プログラムが作動していて、約定しにくい状態だったかもしれません。
上でも書きましたが、FX会社間における為替レートの遅延は基本的に発生しません。
私はFXを2008年から続けていますが、リアルタイムで為替レートの遅延に遭遇したのはこれが初めてです。(私が見てる範囲では約11年に1回の経験)
それくらい超レアなケースだと思ってください。
ですので、「FX会社間の為替レートを比較して、遅れてるFX会社で取引すればいいんじゃね?」と考えておられる方は、多分無理なので諦めましょう。(笑)
FX歴 | 15年(2008年~) |
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年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |