為替相場では、時に鼻血が出るような美しいチャートに出逢うことがあります。
為替相場は全くのランダムに動いている訳ではないため、トレーダー同士の様々な思惑がぶつかり合って為替チャートが形成されていきます。為替チャートパターンには沢山の種類があるので、少しずつ勉強していきましょう。
日々の為替チャートをせこせこと作っている人。実際に「チャート職人」という人が実在しているのではなく、不特定多数の為替プレイヤーが思惑を巡らせることで、その形が為替チャートに具現化される。為替市場はインターネットによって繋がっており、世界中のプレイヤーが日々リアルタイム売買を繰り広げている。抵抗や押し目といったチャートポイントが機能するかどうかは、そこに厚い買い支えや売りオーダーがあるかどうかに左右される。
日銀のような超大口はともかく、買い支えさえあればチャートは機能するため、資金力のあるヘッジファンドなどと同調して皆で一緒に為替チャートを作っていくことが大切となる。
チャート職人による職人技を紹介。FX初心者でも比較的イメージしやすいものから、少し専門的なものまで。
一定の値幅(チャネル)に沿って価格が推移してくような相場では、時に綺麗なトレンドライン(チャネルライン)を引くことができる。トレンドラインは引こうと思えばどこにでも引けてしまうが、自分で勝手に引いたトレンドラインが機能しなかったからといって「トレンドラインが利かない! おかしい!」などど発狂してはいけない。
個人的優先順位 | 低 |
---|
価格が一定のボックス(レンジ)に収まっている状態。ちなみに上図はユーロスイス(EUR/CHF)の為替チャートであるが、スイス中央銀行が公式に「1.20000で無限に買い支えます」と発表したために、不自然な買い支えが数年に渡って続いた。その後、発言を撤回したために大暴落が発生。高値安値を挟んだボックス相場(レンジ相場)は、比較的参考にしています。
個人的優先順位 | 中 |
---|
これもボックス相場の一種であるが、三角形を作るようにレンジ幅が収束していくのが特徴である。綺麗な三角保ち合いを形成している場合、どちらかに抜けた時には溜まりに溜まったストップを巻き込んで一気に価格変動することも多い。FX初心者でも比較的狙いやすい。(日足など比較的時間軸が長い方が良い)
個人的優先順位 | 中 |
---|
中央の高値を挟んで、左右に小山が出来るチャート形を三尊天井と呼んでいる。ネックラインを割ると三尊天井の完成である。三尊天井を形成しないこともあるので、「三尊天井になって欲しい」と思って安易に右小山で逆張りすると痛い目に遭う。事後的に「あ、三尊天井やん」と気が付くケースが多い。
個人的優先順位 | 低 |
---|
フィボナッチ・リトレースメントは、フィボナッチ数列を取り入れたテクニカル指標。38.2%戻し、61.8%戻しなどが意識されやすい。使い方を間違えると全く機能しないので注意。私もたまにしか表示しない。
個人的優先順位 | 低 |
---|
ヘッジファンドによる無限買い支えスイッチが入った状態。アルゴリズム売買丸出し。私もヘッジファンドに同調してボーナスゲームに参加することが多い。この動きを知らない人間からすると「何で落ちないの? インチキだ!」と思われるが、私からするとこんなおいしい相場はない。同様に無限売りパターンもある。ちなみに、図のような分かりやすいトレンドラインが出ることは稀なため、普段はもっと見極めが難しい。
個人的優先順位 | 高 |
---|
「FXって面白い!」
ここで紹介した職人以外にも、FXの世界にはまだ沢山の為替チャート職人が住んでいます。これら為替チャート職人と仲良くなることが、FXで勝つための近道になります。
ちなみに私がいつもお世話になっている為替チャート職人は、「ほぼ次の値動きが確定するマン」「ストップ狩るまで絶対下げないマン」などです。私がFXで安定して勝てているのも、彼らのおかげです。彼らに出会うにはコツが要りますが、諦めずにFXを続けていればいつか見極められる日が来ると思います。
すでに出来上がっているチャートを見て「あれ?簡単そう」と思ってしまった人は要注意。適正なチャート分析と事前予想はくそ難しいので、自分の勝手な妄想でポジションを持つのはやめましょう。安定して勝てるようになるには数年単位の時間が掛かります。
FX歴 | 16年(2008年~) |
---|---|
年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |