相場と生きる。
FX歴16年 相場と生きる。
最終更新日 2023/11/30

FXは究極の慣れ作業

為替チャートは規則性を持って動いており、その値動き中のある瞬間に「再現性のある値動き」が顔を見せます。これを汲み取れるようになるにはひたすらチャートを眺め続けて観察するしかありません。
目次
  • FXが上手くなるコツは?
  • 職人の世界と同じ
  • 水道管の音を聞き分ける職人
  • ひたすら継続すること

FXが上手くなるコツは?

「FXが上手くなるコツは?」
「どうやったら勝てるようになりますか?」

こういった質問は非常に多いですが、それに対する回答としては「ひたすらチャートの値動きを見続けて慣れろ」としか言いようがありません。それも、5年以上は見続けるべきです。

5年以上見続けなければならない理由

  • 全てのチャートパターンに出会ってチャート経験値を積むには長い期間が必要。単純にそれだけ時間が掛かるということ。
  • さらにその中で、「再現性のある値動き」を見つけ出さなければならない。「再現性のある値動き」については、為替相場に身を置く期間が長くなればなるほど、気が付ける確率が増えます。
  • プロスペクト理論(人間の持つ投資心理)を克服しなければならない。
  • ボコボコにされながら損切りや適正なレバレッジ管理、損失リスクに対する考え方を身をもって覚えていく。
継続

職人の世界と同じ

為替チャートは規則性を持って動いており、その値動き中のある瞬間に「再現性のある値動き」が顔を見せます。これを汲み取れるようになるにはひたすらチャートを眺め続けて観察するしかありません。おそらく、再現性のある値動きについて、それに至る経緯や根拠を言葉で説明してもFX初心者には「何を言っているのか全く理解できない」と感じると思います。小学生に大学生の講義を聞かせてもチンプンカンプンなのと同じです。

私自身、FX初心者の頃に抱いていた為替チャートの値動きと、16年経った現在感じている値動きでは、値動きに対する理論の構築方法が根本的に異なっています。これは私が長い長い期間を要して為替チャートを観察し続けることで、少しづつ為替相場に対する理解が深まっていったことが理由のひとつです。

多分、昔の私が今の私から値動きに対する理論や紐解き方を教わっても「???」になってしまい、その多くを理解できないと思います。それくらい、昔の私と今の私では値動きの分析方法が異なっています。今の私は、昔では想像にも及ばないくらい全く別の方向からのアプローチで為替相場や値動きを分析しています。

押し目

短期トレンド転換と押し目(ラインはあまり気にしなくていい)

安値更新からの高値更新

安値更新からの高値更新(髭を埋めに行く動き)

1つの為替チャートから読み取れる情報は熟練することで増えていきます。漠然とその価格帯に居るのではなく、「どういう経緯を辿ってその価格帯に居るのか」を紐解いていくことが重要です。

水道管の音を聞き分ける職人

以前テレビ番組で、深夜に道路の下に張り巡らされている水道管の音を聞き分け、漏水しているか診断するという職人の特集がありました。音聴棒(おんちょうぼう)と呼ばれる聴診器のような器具を道路に当て、水道管から発せられる「音」を聞き分けているようです。この方は30年続けている超ベテラン技術士ですが、初めは「音」を上手く聞き分けられなかったり、間違えて正常な水道管も漏えいがあると誤診してしまい、無駄な工事費用が発生して周囲から冷たい視線を浴びた経験もあるそうです。

この方も立派な職人ですが、私がこの番組を見たとき「FXと非常に似ているな」と感じました。公共の為に尽力する職人と、実体のない投機行動をする投機家を同一視するのはアホなことなのかもしれませんが、私は純粋にそう思いました。(笑)

深夜の道路

ひたすら継続すること

抽象的な話に終始してしまいましたが、何ごとも「ひたすら継続すること」が大切だと思います。

  • 長く続ける根気
  • 死んでも諦めない根性

これがあればいつか大成すると思います。私が気が付いた特性と同じものに気が付けるかもしれません。私なんて到底足元にも及ばないような敏腕トレーダーに成長するかもしれません。ただし、それには膨大な時間を費やすことになるので、途中で諦めて別の道を選択するのももちろんアリだと思います。

管理人
FX歴 16年(2008年~)
年利 8~15%(破産確率を考慮)
投資スタイル
デイトレードが中心(原則持ち越しなし)
大切にしていること
  • 長く勝ち続けること。
  • 無理をしないこと。
  • 欲が出たときこそ危ない。
  • 元手あっての世界。