2008年にFXを始めた私が「安定して勝てる」と確信を持ち、それを裏付ける実践経験を積めるようになるまでに、およそ6年を要しています。
ちなみに私の学力については、大学偏差値60前後の大学にいくつか合格しているくらいのレベルです。
平均以上の洞察力・学力レベルがある人間ですら、6年間という時間を要しているということです。
私よりも洞察力に優れ、頭のキレる人間はいくらでもいるので、人によってはもっと早く「安定した勝ち」の領域に到達することは可能だとは思います。
私は誰にも師事することなく独学でスタートしており、最初の3年間くらいは本当に手探り状態でした。
いろいろな手法を試してはその度に絶望し、何十回も「無理、勝てない」、「才能がないから諦めよう」と思ったことがあります。
そういった苦悩の期間を5年間ほど過ごし、やがて転機となるような時期を迎えます。今思えば、これをやって良かったなと思えるポイントです。
「ドルストレートに限定するようになったこと」、「長い実践経験によって値動きの本質が見えてくるようになったこと」などが、転機になったポイントといえます。
今まで気が付かなかった理由については、単純に、理解するのにそれだけ時間が掛かるものなのだと思います。おおよそ5年間くらい、毎日10時間チャートを見続けて実践経験を積んでようやく、ぼんやりとした全体像が見えてきます。
FXで勝てない、予想が見事に外れる、何が起こってるのか良く分からないのは、全体の一部分しか見えていないからです。全体像を掴むには、地道に実践経験を積んで洞察力を磨くしかありません。
取引ルールの話になってしまいますが・・・FXで安定して勝つには、以下の項目が重要になってきます。
FXで安定して勝つには「勝てるパターン」を見つけることも重要ですが、それ以上に「負けるパターンに手を出さない」ことが重要になってきます。
麻雀でいうところの「危険牌を切らない」「相手に振り込まない」ことに似ています。麻雀では自分がアガることと同じくらい、相手に振り込まないことも重要です。私は麻雀にそこまで詳しくはありませんが、多分超守備型に属すると思います。FXというものに自分を擦り合わせていった結果、そうなりました。初めから守備型だった訳ではないです。
おおよそ相場は、以下の状態に分けることができます。
局面 | 割合 |
---|---|
チャートは機能しているが、全体的な確率は1/2の状態 (期待値も含めプラマイゼロの状態) |
8割 |
次の値動きが確定している状態 | 1割 |
全くもってランダムな状態 | 1割 |
直近の抵抗が機能して反発するか、それとも抜けてしまい新しくチャートが作られるか、など。
チャート自体は機能しているが、レンジ内orレンジブレイクのどちらにでも動けてしまうので、結局、次の値動きを絞り切ることができない状態。期待値的にはゼロサムに近い状態。
これが全体の8割。
俗に言う「お決まりパターン」。
為替相場の値動きには、超高確率で次の値動きが確定する「お決まりパターン」が存在します。チャート上の不均衡を埋めにいくような動きで、一旦サインが出ればとてつもない強制力が働きます。
これが全体の1割。
チャートの抵抗自体が全く機能していないグチャッグチャな状態や、次のチャートポイントへの途中経路の動き方など。
これが全体の1割。
おおよそ9割方は、次の値動きを絞り切ることが難しい状態であることが分かります。
そういった状態には全く手を出さず「待ち」に徹し、「お決まりパターン」だけを狙い打てば、月単位で安定して勝つことができるようになります。
私がここで書いている文章はあくまで参考程度に留めておいてください。間違ったことを書いているつもりはありませんが、個人的主観による部分が多いので。私のFX歴は16年を超えますが、これからさらに為替相場の深い部分に踏み入ることができたらなと思っています。
FX歴 | 16年(2008年~) |
---|---|
年利 | 8~15%(破産確率を考慮) |